未経験からリモートワークエンジニアになるための具体ステップとは?仕事内容や案件獲得法を解説!

「未経験からリモートワークのエンジニアとして働けるの?」
本記事では、場所に縛られない働き方を実現するために、どのような準備が必要なのか、そして自分に合った仕事をどのように見つければよいのかを解説します。地方に住みながら都市部の高単価案件にチャレンジしたい方にとって、今は行動を始めるのに適したタイミングです。
未経験の方にもわかりやすいようにリモートワークのエンジニアを取り巻く環境も見ていきましょう。
この記事では、以下の内容がわかります。
- 未経験でもリモートワークのエンジニアを目指せる理由
- 未経験からリモートワークのエンジニア案件を獲得するまでの手順
- リモートワークのエンジニアとして未経験から長く働き続けるためのコツ
これからエンジニアとしての一歩を踏み出したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
未経験からリモートワークのエンジニアとして本当に働ける?
未経験からでも、リモートワークのエンジニアとして働けるのか不安に感じる方は多いのではないでしょうか?結論からいえば、正しい準備をすれば未経験からでも働くことは可能です。
エンジニアの中には、業務内容によってリモートワークと相性の良い職種があり、そうした分野では場所に縛られずに働けるケースも増えています。そのため、地方在住の方や自分の時間を大切にしたい方にとって、現実的な選択肢になりつつあります。
実務経験がない状態ではハードルが高く感じられますが、IT業界では人手不足が続いており、居住地を問わず採用するリモートワーク前提の企業も増えています。
未経験でもリモートで働ける?気になる採用状況
IT業界では、出社しなくてもプロジェクトを円滑に進められる体制を整える企業が増えています。
チャットツールやクラウド環境の普及により、働く場所に縛られないリモートワークも選択肢のひとつになりました。体系的な教育やオンボーディングを整備する企業も増え、リモートで働き始めやすい環境が広がっています。
厚生労働省の「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査」の結果を見ると、従業員の規模や業種を問わず、IT・デジタル企業は、IT・デジタル人材を中途採用するうえで、「ITスキルのレベル」を最も重視しており、過去の経験や成果が次点となっている実態が浮かび上がりました。

出典:厚生労働省 「IT・デジタル人材の労働市場に関する 研究調査事業」 調査報告書
未経験者からエンジニアとして働くには、学歴以上に確かな技術を示すのが賢い戦略といえるでしょう。企業側が採用する上で重視する項目がはっきりしている以上、成果物や学習内容をポートフォリオとして見せることが、リモートで働くための最短距離となります。
どんな働き方がある?未経験からのリモート就業スタイル
未経験からリモートワークのエンジニアを目指す場合、働き方は一つではありません。近年は、企業に所属しながらリモートで働くスタイルも一般的になりつつあります。
代表的なリモート就業スタイルには、次のようなものがあります。
- 研修やOJTを受けながらリモート勤務を行う正社員・契約社員
- 出社と在宅を組み合わせたハイブリッド型の勤務
- 業務量を抑えた時短勤務や部分的なリモート勤務
いきなりフルリモート・フルタイムで働くことに不安がある場合でも、まずは出社と併用しながら業務に慣れ、徐々にリモート比率を高めていくケースは少なくありません。
このように、企業のサポートを受けながら段階的に経験を積める点は、未経験者にとって大きな安心材料です。自分の生活リズムや学習ペースに合わせて働き方を調整できる環境を選ぶことで、無理なくリモートワーク中心の働き方を目指せるでしょう。
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未経験でもリモートワークのエンジニアになれる5つの理由

なぜ、未経験からでもリモートワークのエンジニアの仕事が可能なのでしょうか。その背景には、テクノロジーの進歩と企業の意識変化があります。
ここでは、未経験でもリモートワークのエンジニアになれる理由について、以下の内容で解説していきます。
- クラウドの普及で働きやすくなったから
- DXが進んでリモートの需要が広がったから
- 管理ツールによって進捗が可視化されやすくなったから
- 実績やポートフォリオを重視する採用に変わったから
- 企業のミスマッチが減ったから
【理由1】クラウドの普及で働きやすくなったから
以前は職場のパソコンでなければ作業が進まない場面も目立ちましたが、今はクラウドサービスで開発環境を構築するのが当たり前になってきました。
総務省の「通信利用動向調査」によれば、クラウドサービスを導入している企業の割合は年々増えており、全体の8割に迫る勢いです。

成果物がクラウドに集約されることで、場所を問わずチーム全員が同じ情報にアクセスすることが可能です。
未経験者がリモートワークで働くには、クラウド前提の開発フローを理解しておくことをおすすめします。Gitなどのコード管理やクラウドの基礎知識を固めておくと、現場の動きに馴染めるようになります。
技術的な相談も画面共有を使えばスムーズに解決できるため、自宅での作業効率は以前と比べても向上しています。
【理由2】DXが進んでリモートの需要が広がったから
日本各地でデジタル化の波が勢いを増しています。IPA(情報処理推進機構)が公表した「DX動向2024」の調査では全社的、または一部の部署でDX(デジタルトランスフォーメーション:企業のデジタル化)に取り組む企業の割合は、2021年度の55.8%から73.7%へと増加しました。

出典:IPA DX動向2024 DXの取組状況(経年変化および米国との比較)
DXの波が広まるほど、システム開発やデータ活用、業務改善といった仕事の総量が増えていきます。
- 地方企業のDX浸透によるIT需要の急拡大
- 場所を選ばないリモート開発体制の普及
- 業務改善と開発を掛け合わせたスキルのニーズ
- 地域の課題をデジタルで解決するプロジェクトの増加
実務が初めての方は、地方企業のニーズに刺さりやすい業務改善に役立つ開発の習得が有利かもしれません。
社内ツールの自動化やデータの可視化といった、現場の困りごとを解消するスキルを習得することで、身近な地域に眠る課題をITで解決して報酬を得る道は広がっています。
【理由3】管理ツールによって進捗が可視化されやすくなったから
リモートワークで企業が不安に感じやすいのは、進捗が見えにくくなる点です。ただし、タスク管理ツールやオンライン環境を活用すれば、その懸念は軽減できます。
誰がどの作業を担当し、どこまで進んでいるのかを可視化することで、離れた場所にいても業務の流れを把握できるようになります。
仕事の過程や成果物がデジタル上に蓄積されるため、実務経験が少ない場合でも「計画的に進めている」「着実にアウトプットを出している」といった点を企業側に伝えやすくなります。
進捗共有やフィードバック、情報管理、評価までがオンラインで完結する環境が整ったことで、未経験者であってもリモートで働きやすい土壌が広がっているといえるでしょう。
【理由4】実績やポートフォリオを重視する採用に変わったから
前述したとおり、学歴や過去の職歴といった肩書き以上に、自分の手で作った成果物が評価されます。
成果物をネット上に公開していれば、客観的な技術の証明として採用担当者に印象を与えられるはずです。質の高いポートフォリオがあれば即戦力に近い扱いを受けることも珍しくありません。
- プログラミングスキルを証明する自作アプリ
- 制作過程や工夫した点が伝わる解説資料
- 公開されたソースコードによる技術の可視化
- 開発への意欲を示す学習記録の公開
【理由5】企業のミスマッチが減ったから
企業側も、優秀な人材を確保するために、働き方や契約条件の柔軟性を見直すようになってきました。出社を前提としない働き方を取り入れることで、これまで接点を持ちにくかった人材とも出会いやすくなっています。
居住地にとらわれない採用枠や、ワークライフバランスを重視した契約形態、スキルや適性を重視するマッチングの精度向上などにより、企業と働き手の希望が以前よりもすり合わせやすい環境が整いつつあります。
その結果、未経験者であっても条件や役割が合えば採用につながるケースが増え、自分に合った働き方やプロジェクトを選びやすくなっているといえるでしょう。
リモートワーク未経験でもチャレンジしやすいエンジニア案件5選

実際にリモートでどのような業務を行うのか、初心者の方が参画しやすい代表的なプロジェクトを紹介します。
WebサイトやLPのコーディング業務
Webデザイナーが作成したデザインをもとに、実際にブラウザ上で表示されるWebページを作る仕事です。HTMLやCSSを使って、文字の大きさや色、画像の配置などを整え、デザインを忠実に再現していきます。
自分の作業結果がすぐ画面に反映されるため、成長や達成感を実感しやすい点が特徴です。比較的業務内容が明確で、未経験者でも取り組みやすく、副業やリモートワークの入り口として人気の高い分野といえるでしょう。
開発中のシステムに対するテストやデバッグ
開発途中のシステムが、仕様書どおりに正しく動作するかを確認する仕事です。決められた手順に沿って操作を行い、不具合や表示ミスがないかを一つずつチェックしていきます。
地道な作業に見えますが、システムの構造や処理の流れを理解する良い機会になります。作業内容や判断基準が明確なため、リモート環境でも進めやすく、実務経験を積む最初のステップとして企業から求められやすいポジションです。
CMSを活用したサイト構築やカスタマイズ
WordPressなどのCMSを使って、Webサイトの作成や更新、簡単なカスタマイズを行う仕事です。複雑なプログラムを一から書かなくても、既存のテーマや機能を設定することで、実用的なサイトを構築できます。
中小企業や個人事業主からのニーズが多く、サイト公開後も更新や管理を任されるケースが少なくありません。継続的な業務につながりやすく、安定した収入を目指したい方に向いている分野です。
既存システムの機能改修や修正
すでに稼働しているシステムに対して、機能追加や修正を行う仕事です。ボタンの文言変更や入力項目の追加など、限定的な対応が中心になります。
既存のコードを読みながら作業を進めるため、最初は難しく感じるかもしれませんが、実務で必要とされる力を身につけやすい分野です。経験を重ねることで、より規模の大きな開発にも対応できるようになります。
マニュアル作成やテクニカルサポート業務
システムやツールの使い方をまとめたマニュアルを作成したり、利用者からの問い合わせに対応したりする仕事です。技術的な内容を、専門知識のない人にも理解できる形で伝える力が求められます。
コードを書く業務が中心ではありませんが、エンジニアとしての理解力が活かされる重要な役割です。技術力とコミュニケーション力の両方を評価されやすく、幅広い経験を積みたい方に適した業務といえるでしょう。
未経験からリモートワークのエンジニア案件を獲得する方法

報酬を得られるプロのエンジニアとしてリモートワークで働き始めるには、土台を固めた上で段階を踏んでいく必要があります。
ここでは、独学から実務へ橋渡しをするための、着実なルートを確認していきましょう。
プログラミングの基礎知識を身につける
まずは、Webサイト制作やアプリ開発の土台となるプログラミングの基礎学習から始めましょう。本やオンライン学習サービスを活用し、基本的な考え方や書き方を身につけることが第一歩です。
最近はAIを使ってコードを生成する方法も一般的ですが、学習初期は自分の手でコードを書くことを意識することが大切です。
基礎学習では、次のようなポイントを意識すると理解が深まります。
- 文法や基本構文を丁寧に覚える
- 簡単なプログラムを自分で作ってみる
- エラーを自力で調べて解決する習慣をつける
- Gitを使ったソースコード管理に慣れる
- クラウド環境での動作確認を体験する
これらを繰り返すことで、コードの書き方だけでなく、実務に近い開発の流れも理解できるようになります。
AIに頼りすぎず、自分で考えながら手を動かす過程で養われる力は、現場で働く際の大きな武器になります。まずはPHPやJavaScriptなどの需要の高い言語で基礎をしっかり固めていきましょう。
自分のスキルを証明するポートフォリオを作成する
学んだ技術を形にして、名刺代わりとなる作品を作り上げましょう。発注する側は「何ができるのか」を確認したいため、動く成果物があるだけで信頼感がぐっと増します。
- 独自アプリの開発
- 開発背景の言語化
- 公開用URLの準備
- ソースコードの整理
- 使用技術の選定理由
作るだけでなく、なぜその機能を入れたのか、どのような課題を解決したかったのかを言葉にできるように準備するのが大切です。制作意図が伝わるポートフォリオがあれば、面談の場でも自信を持って自分をアピールできます。
副業案件で実務に近い実績を作る
まずは小さな副業案件から経験を積んでみるのも一つの方法です。クラウドソーシングサイトなどでは、数千円規模の修正作業や部分的な対応を求める依頼も多く、実務に近い形で仕事の流れを体験できます。
こうした案件を通じて、次のような経験を少しずつ積むことができます。
- 実際の仕事としての実務経験
- 納期を意識して作業を進める感覚
- クライアントとのやり取り
- 報酬を受け取る体験
納品までやり切り、報酬を受け取る経験は、独学だけでは得にくい自信につながります。無理のない範囲で実績を重ねていくことで、「自分にもできた」という感覚が生まれ、次のステップに進むきっかけになるでしょう。
リモートワーク専門のエージェントに相談する
リモート案件を一人で探し続けることに不安を感じる場合は、リモートワークに特化したエージェントを活用するのが有効な選択肢です。Remoguフリーランスは、リモートワーク前提の案件を中心に扱っており、働く場所に縛られないエンジニアの仕事探しをサポートしています。
自分のスキルや希望条件をもとに、マッチ度の高い案件を提案してもらえるだけでなく、企業とのやり取りや契約面の調整まで任せられる点が大きなメリットです。
- リモートワーク前提の非公開案件の紹介
- 単価や稼働条件などの交渉代行
- 契約内容や稼働開始後のトラブル防止サポート
専門サービスを通じてヒアリングを受けることで、自分では見つけにくい優良なリモート案件に出会える可能性が高まります。効率よく、かつ安心してリモートワークを始めたい方にとって、心強い相談先といえるでしょう。
リモートワークのエンジニアとして未経験から長く働くコツ

未経験からリモートワークのエンジニアとして働き始めたあと、安定して続けていくためには意識すべきポイントがあります。
長く現場で信頼されるためには、技術力だけでなく、働き方や日々の姿勢を整えることも欠かせません。ここでは、継続して働くために押さえておきたいコツを紹介します。
仕事環境を整えてオンオフの切り替えを徹底しよう
リモートワークでは、自宅がそのまま職場になります。
仕事とプライベートの切り替えができないと、知らないうちに疲れが溜まりやすくなります。集中できる机や椅子を用意し、仕事専用のスペースを作ることは、長く働くための大切な準備です。
仕事が終わったらPCを閉じる、作業時間を決めるといった小さなルールを設けるだけでも、気持ちの切り替えがしやすくなります。画面の高さや照明を調整して体への負担を減らすことも、日々の作業効率を大きく左右します。
リモートで働くエンジニアにとって、生活リズムを整えることは仕事の一部といえるでしょう。
こまめな共有と質問で信頼関係を築こう
リモート環境では、黙って作業を進めているだけでは状況が伝わりにくくなります。だからこそ、自分から進捗を共有したり、困っている点を早めに相談したりする姿勢が重要です。
小さな報告や丁寧な返信を積み重ねることで、「安心して任せられる人」という印象につながります。特別なスキルがなくても、コミュニケーションを大切にするだけで評価が高まる場面は少なくありません。
相手の不安を減らす意識を持ってやり取りを続けることで、自然と信頼関係が深まり、次の仕事にもつながりやすくなります。
学び続けて市場価値を少しずつ高めよう
IT業界では、技術の変化が早いため、学習を止めてしまうと選択肢が狭まりやすくなります。毎日長時間勉強する必要はありませんが、少しずつでも新しい知識に触れる習慣を持つことが大切です。
今の仕事に必要な技術だけでなく、興味のある分野や今後役立ちそうなスキルを学んでおくことで、案件の幅や条件も広がっていきます。大きな成長を目指すよりも、小さなアップデートを積み重ねていく意識が、結果的に長く安定して働くための力になります。
リモートワークとエンジニア未経験に関するよくある疑問
最後に、未経験からリモートワークのエンジニアを目指す際、多くの方が抱える不安や疑問をまとめました。
【Q1】未経験からリモートワークは可能ですか?
A.記事内で解説したように、学習成果を示せる制作物があれば、経歴よりスキルを重視する企業も多くあります。最初は簡単な業務から経験を積める現場を選ぶのが現実的です。
【Q2】リモート案件が多いプログラミング言語は何ですか?
A.JavaScript、PHP、Pythonなどが代表的です。Web系で広く使われており、リモート案件も豊富です。流行よりも、長く使われている言語を選ぶと仕事につながりやすくなります。
【Q3】数学や理系出身でないと不利ですか?
A.特別な数学力や理系出身である必要はありません。必要なのは、物事を順序立てて考える力です。文系出身で活躍しているエンジニアも多くいます。
【Q4】リモートでもチームと問題なくやり取りできますか?
A.進捗共有や早めの相談を心がけることで、スムーズに仕事が進みます。チャットや画面共有を活用すれば、意思疎通に困ることはほとんどありません。
【Q5】最初から高単価のリモート案件は狙えますか?
A.最初は難しいケースが多いです。まずは実績を積み、信頼を得てから単価を上げていくのが一般的な流れです。専門性を高めることで高単価案件にも近づけます。
まとめ
この記事では、未経験からリモートワークのエンジニアを目指せるのかという疑問に対し、市場の現状や詳細な仕事の内容、案件獲得の手順から長く働き続けるコツまで解説してきました。
結論として、実務の経験がなくても準備さえ整えればリモートで働くことは可能です。今のIT業界は場所を問わない働き方と相性が良く、Web制作やテスト業務、保守運用など幅広い分野で未経験者を歓迎する案件が動いています。
スキルを証明する形さえ作れば、フリーランスや副業といった多様なスタイルで、自分らしいキャリアを築けるのがエンジニア職の魅力といえるでしょう。
ただ、闇雲に学習するだけでは安定した生活を送るのは難しいため、確実な基礎力、周囲と信頼を築く連絡の丁寧さ、自ら環境を整える自己管理、実績の可視化を意識することが、単価の向上や次なる仕事の獲得へと繋がります。

