【エンジニア職】求人票や応募前の面談時に絶対にチェックしておきたいポイント10選!リモートワーク案件の落とし穴はある?

「リモート可」と書かれた案件を見て、「これなら自分も自由に働けそう!」と思って応募したものの、参画後に「実際はほとんど出社が必要だった」「コミュニケーションがうまくいかず孤立してしまった」といった後悔をする方も少なくありません。
リモートワーク案件は、企業やプロジェクトによって働き方の実態が大きく異なります。案件詳細だけでは見えない部分をしっかりと確認しないと、理想と現実のギャップに苦しむことになってしまいます。
そこで今回の記事では、エンジニアがリモート案件を検討する際に絶対にチェックしておきたい10のポイントを詳しく解説します。
この記事を読めば、案件詳細のどこを見るべきか、面談で何を質問すべきか、そして自分に合ったリモート環境を見極める方法がわかります。
1. リモートワークの種類と働き方の実態を確認する

1-1. フルリモート・ハイブリッド・リモート可の違い
早速、「リモートワークの求人のチェックポイント」について考察していきましょう。実は、「リモートワーク」という言葉は、企業やプロジェクトによって定義が大きく異なります。
完全に出社が不要なフルリモートもあれば、週に数日だけリモート勤務ができるハイブリッド型、一定の経験やスキルなど条件が認められれば「リモート可」の求人、原則はオフィス勤務だけど体調不良時などに例外的にリモートが認められる「リモート可」のケースまで、実態はさまざまです。
【リモートワークの種類】
| 働き方の種類 | 特徴 | 出社頻度 |
|---|---|---|
| フルリモート | 完全在宅勤務、オフィス出社なし | 基本的に0回 |
| ハイブリッド | 出社とリモートを組み合わせる | 週1〜3回程度 |
| リモート可 | 一定の条件が認められればリモートもOKな求人 | 詳しい確認が必要 |
案件詳細に「リモートワーク」と書かれていても、その内容をしっかり確認することが大切です。特に、自分がイメージしている働き方と企業の定義が一致しているか、面談時に具体的な出社頻度や条件を必ず質問しましょう。
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1-2. 勤務地の制限はあるか
求人票や面談時のチェックポイント:
- 居住地に制限があるか(都内限定、通勤圏内など)
- 地方や海外からの勤務は可能か
- 転居した場合の対応はどうなるか
リモートワークといっても、多くの企業では勤務地に一定の制限を設けています。たとえば「東京都内在住者のみ」「オフィスから2時間圏内」といった条件がある場合、地方移住を考えている方には不向きです。
完全な場所の自由を求めるなら、居住地制限の有無を事前に確認しておくことが重要です。また、将来的に引っ越しを考えている方は、転居時の対応についても聞いておくと安心です。
1-3. 出社頻度と出社が必要なタイミング
求人票や面談時のチェックポイント:
- 定例ミーティングやイベント時の出社義務
- 月に何回程度の出社が想定されるか
- 交通費は全額支給されるか
前述したようにフルリモートと書かれていても、月に1〜2回は出社が必要というケースもあります。またチーム全体でのキックオフミーティング、四半期ごとの全社イベント、新人研修などのタイミングでお互いの顔が見えた方が良いということで出社を求められることがあります。
こうした出社の頻度やタイミングを事前に把握しておかないと、想定外の交通費や時間的負担が発生します。そのため出社時の交通費がどのように支給されるのか(全額支給か、上限があるか)も確認しておきましょう。地方在住の場合は特に、新幹線や飛行機代が自己負担になると大きな負担となります。
2. チーム体制とコミュニケーション環境を把握する

2-1. チームメンバーの働き方
リモートワークで働く際に見落としがちなのが、チーム全体の働き方です。自分だけがリモートで、他のメンバーは全員オフィスに出社している場合、重要な意思決定が「オフィスでの立ち話」で決まってしまい、情報から取り残されるリスクがあります。
逆に、チーム全員がリモート前提で働いている場合は、情報共有の仕組みが整っていることが多く、公平に働きやすい環境といえます。
働き方の例:
| チーム構成 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 全員リモート | 情報格差が少ない | 孤独を感じやすい |
| 一部リモート | 多様な働き方が選べる | 情報が偏る可能性 |
| ほぼ全員出社 | 対面での交流がしやすい | リモートだと疎外感 |
面接では「チームメンバーの何割がリモート勤務をしているか」「リモートメンバーへの情報共有はどのように行われているか」を確認しましょう。
2-2. カウンターパートとの連携方法
求人票や面談時のチェックポイント:
- 上司やPM、デザイナーとの連絡手段
- レスポンスの期待値(即時か、数時間以内か)
- 定期的な1on1やミーティングの頻度
エンジニアとして働く上で、上司やプロジェクトマネージャー、デザイナーなどのカウンターパートとの連携は欠かせません。リモート環境では、対面で気軽に相談できない分、どのような手段でコミュニケーションを取るのか、レスポンスがどれくらいで返ってくるのかが仕事の進めやすさに直結します。
たとえば、急ぎの相談があるときにチャットですぐに返信がもらえる文化なのか、それともメールベースでやりとりするため時間がかかるのかでは、働き心地が大きく変わります。
また、定期的な1on1があるかどうかも、孤立を防ぐ重要なポイントです。
2-3. 使用しているコミュニケーションツール
求人票や面談時のチェックポイント:
- チャットツール(Slack、Teamsなど)の導入状況
- ビデオ会議ツール(Zoom、Google Meetなど)の使用頻度
- ドキュメント管理ツール(Notion、Confluenceなど)の整備状況
リモートワークでは、コミュニケーションツールが仕事の生命線です。
どのようなツールを使っているかを確認することで、その企業のリモート環境への本気度が見えてきます。たとえば、SlackやTeamsなどのチャットツールが導入されていて、リアルタイムでやりとりができる環境が整っているか。ビデオ会議が日常的に行われているか。また、ドキュメントがしっかり整備されていて、非同期でも情報にアクセスできる仕組みがあるか。
これらが揃っている企業は、リモートワークを前提とした働き方が根付いていると判断できます。
3. 契約期間と報酬体系の詳細を確認する
3-1. 雇用形態(正社員・業務委託・契約社員)
Webサイトではいくつかの雇用形態の求人や案件が混在している場合があるので、当然のことながら事前にチェックしておきましょう。
| 雇用形態 | 安定性 | 柔軟性 | 社会保険 |
|---|---|---|---|
| 正社員 | 高い | 低い | 会社負担あり |
| 業務委託 | 低い | 高い | 自己負担 |
| 契約社員 | 中程度 | 中程度 | 会社負担あり |
それぞれにメリット・デメリットがあります。
例えば、業務委託は働き方の自由度が高い一方、社会保険は自分で加入する必要があり、収入も不安定になりがちです。ご自身のライフスタイルやキャリアプランに合った形態を選ぶことが大切です。
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3-2. 報酬の内訳と支払い条件
求人票や面談時のチェックポイント:
- 基本給の金額と支払いサイクル
- リモート手当や通信費補助の有無
- 賞与、インセンティブの仕組み
リモートワークでは、通信費や電気代などの経費が個人負担となるケースが多いです。そのため、基本給以外にリモート手当や在宅勤務手当が支給されるかどうかは重要なチェックポイントです。
また、業務委託の場合は報酬の支払いサイクル(月末締め翌月末払いなど)や、源泉徴収の有無なども確認しましょう。
正社員であれば、賞与の支給基準や昇給の仕組みについても面接時に質問しておくと、長期的な収入の見通しが立てやすくなります。
不明瞭な点があれば、遠慮せずに質問することをおすすめします。
この記事も読みたい➢ オンライン面接のコツとは?リモートワークで働く際の面接前の準備や対策をわかりやすく解説
3-3. 契約更新や試用期間の条件
求人票や面談時のチェックポイント:
- 試用期間の長さ(3ヶ月、6ヶ月など)
- 試用期間中のリモート勤務の可否
- 契約更新の判断基準
試用期間が設けられている場合があり、この期間中は「原則出社」というルールがある企業も少なくありません。せっかくリモートワークを希望して参画したのに、最初の数ヶ月は毎日出社しなければならないとなると、想定外の負担となります。
また、契約社員や業務委託の場合は、契約更新がどのような基準で判断されるのかを明確にしておくことが重要です。曖昧なまま働き始めると、いつ契約が終了するかわからず不安定な状況に陥ります。
面談時に必ず確認しましょう。
4. 案件詳細で見逃しがちなチェックポイント
4-1. 業務内容の具体性
求人票や面談時のチェックポイント:
- 「幅広い業務」など抽象的な表現がないか
- 実際の開発フロー(ウォーターフォール、アジャイルなど)
- 担当する開発範囲(フロントエンド、バックエンドなど)
案件詳細に「幅広い業務に携わっていただきます」といった抽象的な表現しかない場合は要注意です。
具体的にどのような技術を使い、どのようなプロダクトを開発するのか、業務の範囲はどこまでなのかが明確でないと、参画後に「想定外の業務ばかりで本来やりたかった開発ができない」という事態になりかねません。
案件詳細では、使用する技術スタック、開発手法、チーム構成、担当範囲などが具体的に記載されているかを確認しましょう。不明な点があれば、面談で詳しく質問することが大切です。
4-2. 必須スキルと歓迎スキルの区別
| スキル種別 | 見極めポイント | 確認すべきこと |
|---|---|---|
| 必須スキル | 絶対に必要な技術 | 実務経験年数、レベル感 |
| 歓迎スキル | あると望ましい技術 | 学習機会の有無 |
| 尚可スキル | プラス評価される技術 | 評価への影響度 |
案件詳細に書かれているスキル要件は、必須スキルと歓迎スキルに分かれています。必須スキルは文字通り必ず必要な技術ですが、歓迎スキルは「あれば望ましい」レベルです。自分のスキルセットと照らし合わせて、必須スキルを満たしているかを確認しましょう。
また、歓迎スキルに記載されている技術を習得する機会があるかどうかも重要です。
4-3. 福利厚生とリモート関連のサポート
求人票や面談時のチェックポイント:
- PC、モニター、マウスなどの機材貸与
- 通信費、電気代の補助額
- 健康診断やメンタルヘルスケアの体制
リモートワークでは、自宅が職場になります。そのため、業務に必要な機材がどこまで支給されるのかは重要なポイントです。PCは支給されても、モニターやキーボード、マウスなどは自前という案件も少なくありません。
また、通信費や電気代の補助があるかどうかも確認しましょう。自宅の光熱費や通信費は個人負担となる場合、年間で数万円の出費となります。
さらに、定期的な健康診断やメンタルヘルスケアのサポートがあるかも大切です。リモートワークは孤立しやすく、心身の健康管理が課題になりやすいため、企業のサポート体制を確認しておきましょう。
5. 自社プロダクト比率と開発環境を見極める
5-1. 自社プロダクト開発の割合
| プロダクト種別 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 自社プロダクト100% | プロダクトへの裁量大 | 事業リスクあり |
| 自社・受託混合 | 多様な経験が積める | プロダクトへの関与が浅い |
| 受託開発メイン | 幅広い技術に触れる | 長期的なプロダクト育成が難しい |
エンジニアとして働く上で、自社プロダクト開発にどれくらい関われるかは、やりがいや成長に大きく影響します。
自社プロダクトの開発であれば、企画から運用まで一貫して関わることができ、プロダクトの成長を肌で感じられます。
一方、受託開発メインの案件では、さまざまな技術に触れられる反面、長期的にプロダクトを育てる経験は積みにくい傾向があります。
自分のキャリアプランに合った案件を選びましょう。
5-2. 技術スタックとモダンな開発環境
求人票や面談時のチェックポイント:
- 使用言語やフレームワークの最新性
- CI/CD(継続的インテグレーション・デリバリー)の導入状況
- コードレビューやペアプログラミングの文化
技術スタックは、エンジニアのスキルアップに直結します。案件詳細に記載されている使用技術が、最新のものか、それとも古い技術(レガシー)なのかを確認しましょう。
また、CI/CDツールが導入されているか、コードレビューが日常的に行われているかなど、開発プロセスが整備されているかも重要です。これらが整っている環境では、品質の高い開発経験を積むことができ、エンジニアとしてのスキルも向上しやすくなります。
面談では「どのような開発フローで進めているか」を具体的に質問してみましょう。
5-3. 技術的負債への向き合い方
面談時のチェックポイント:
- レガシーコードの改善計画があるか
- リファクタリングの時間が確保されているか
- 技術的負債の解消を評価する文化があるか
どんなプロダクトにも、技術的負債(古い設計や改善が必要なコード)は存在します。重要なのは、企業がそれをどう捉え、どのように解消しようとしているかです。技術的負債を放置し続ける企業では、エンジニアは新しい技術に挑戦する機会を失い、モチベーションが下がりがちです。
一方、計画的にリファクタリングを行い、技術的負債を解消する文化がある企業では、エンジニアが成長しやすい環境が整っています。面談では「技術的負債への取り組み」について質問し、企業の姿勢を確認することをおすすめします。
6. 企業文化と評価制度の透明性
6-1. リモート前提の企業文化か
面談時のチェックポイント:
- リモートワークの歴史(いつから導入しているか)
- オンライン上での情報共有の徹底度
- リモートメンバーが疎外感を感じない仕組み
リモートワークを導入している企業でも、その文化が根付いているかどうかは大きく異なります。
コロナ禍で急遽リモートワークを始めた企業の中には、未だにオフィス勤務を前提とした仕組みが残っている場合があります。
たとえば、重要な会議の議事録が残されない、ドキュメントが整備されていない、といった状況では、リモートメンバーは情報から取り残されてしまいます。
面談では「リモートワークをいつから導入しているか」「情報共有はどのように行われているか」を確認することで入ってからのギャップを埋められます。
6-2. 評価基準と昇進制度
| 評価方法 | 特徴 | リモート適性 |
|---|---|---|
| 成果主義 | アウトプット重視 | 高い |
| プロセス重視 | 働き方を評価 | 低い |
| 360度評価 | 多面的に評価 | 中程度 |
リモートワークでは、「どう働いているか」よりも「何を成し遂げたか」が評価されるべきです。しかし、企業によっては未だに労働時間やオフィスでの存在感を重視するところもあります。そのような企業でリモート勤務をすると、正当に評価されない可能性があります。
面談では、評価基準が明確に定められているか、リモート勤務者も公平に評価される仕組みがあるかを確認しましょう。
また、昇進制度についても聞いておくと、長期的なキャリアプランが立てやすくなります。透明性の高い評価制度がある企業を選ぶことが大切です。
6-3. 1on1やフィードバックの頻度
事前のチェックポイント:
- 定期的な1on1ミーティングの有無(週1回、月1回など)
- フィードバックのタイミングと方法
- キャリア相談ができる環境
リモートワークでは、上司や同僚とのコミュニケーションが減りがちです。そのため、定期的な1on1ミーティングがあるかどうかは、孤立を防ぐ上で非常に重要です。1on1では、業務の進捗確認だけでなく、キャリアの相談や悩みを共有する機会にもなります。
また、フィードバックがタイムリーに行われる文化があるかも確認しましょう。リモート環境では、対面よりもフィードバックが遅れがちになるため、意識的にコミュニケーションを取る仕組みが必要です。面談で「1on1の頻度」や「フィードバックの仕組み」について質問してみましょう。
7. セキュリティとコンプライアンス体制
7-1. セキュリティポリシー
事前のチェックポイント:
- VPN接続の必須化
- 貸与PCのセキュリティ設定(暗号化、MDMなど)
- 情報漏洩対策の徹底度
リモートワークでは、オフィス外から企業の重要な情報にアクセスするため、セキュリティ対策が欠かせません。VPN接続が必須になっているか、貸与されるPCには暗号化やMDM(モバイルデバイス管理)が施されているかなど、企業のセキュリティポリシーを確認しましょう。
また、個人のPCでの業務が認められている場合は、どのようなセキュリティ対策が求められるのかも確認が必要です。情報漏洩は企業にとって致命的なリスクとなるため、セキュリティ意識の高い企業を選ぶことが、自分自身を守ることにもつながります。
7-2. 労働時間の管理方法
| 管理方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 勤怠管理システム | 客観的に記録できる | 入力の手間 |
| 自己申告制 | 柔軟性が高い | 正確性に欠ける |
| 成果ベース | 時間に縛られない | 長時間労働リスク |
リモートワークでは、労働時間の管理が曖昧になりがちです。企業がどのような方法で労働時間を管理しているかを確認しましょう。
勤怠管理システムを導入している企業では、始業・終業時刻を記録することで、労働時間を客観的に把握できます。
一方、自己申告制の場合は、正確な労働時間が記録されないこともあります。
また、成果ベースの評価制度の場合、ついつい長時間働いてしまうリスクもあります。
8. キャリアパスと成長機会
キャリアパスに関しては、業務委託、副業、正社員エンジニアという雇用形態に関わらず、長期的な目線で考えることが大切です。
8-1. スキルアップ支援制度
チェックポイント:
- 研修制度、社内勉強会の開催頻度
- 外部カンファレンスへの参加支援
- 書籍購入費、資格取得支援の有無
エンジニアとして成長し続けるためには、継続的な学習が欠かせません。
正社員の場合は企業がスキルアップをどの程度支援してくれるかは、長期的なキャリア形成に大きく影響します。社内勉強会が定期的に開催されているか、外部のカンファレンスへの参加費用を補助してくれるか、書籍購入費や資格取得費用が支給されるかなど、具体的な支援制度を確認しましょう。
8-2. キャリアの選択肢
チェックポイント:
- エンジニアとしての専門性を深める道があるか
- マネジメント職への道が開かれているか
- 社内でのキャリアチェンジの可能性
エンジニアのキャリアパスには、大きく分けて「技術を極めるスペシャリスト」と「チームをまとめるマネジメント」の2つの道があります。業務委託の場合は、短期なのでそれぞれの案件に応募することになります。
正社員エンジニアの場合、企業によっては、マネジメント職にならないと昇進できない場合もあれば、技術職としてキャリアを積める制度が整っている場合もあります。
自分がどのようなキャリアを描きたいのかを明確にした上で、その道が用意されている案件を選ぶことが大切です。また、途中でキャリアの方向性を変えたくなった場合に、社内でジョブローテーションができるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
8-3. 社内異動やジョブローテーション、副業
チェックポイント:
- 他プロジェクトへの参加機会
- 部署間の異動制度
- リモートでのキャリア構築の実例
同じプロジェクトに長く携わることで専門性は深まりますが、一方で視野が狭くなるリスクもあります。社内で他のプロジェクトに参加する機会があるか、部署間の異動制度があるか、副業は可能かを確認しましょう。さまざまなプロジェクトに関わることで、幅広いスキルと経験を積むことができます。
また、リモートワークでキャリアを築いた先輩社員がいるかどうかも重要です。実例があれば、自分もリモートで長期的にキャリアを構築できるイメージが持ちやすくなります。面談でぜひ質問してみてください。
9. 面談で必ず確認すべき質問リスト
9-1. リモートワークの実態について
質問例:
- 「チームメンバーの実際のリモート率はどれくらいですか?」
- 「オフィス勤務者との情報共有で困ることはありますか?」
- 「リモートメンバーが疎外感を感じないための工夫はありますか?」
案件詳細に「リモート可」と書かれていても、実態は企業ごとに大きく異なります。面談では、具体的な数字を聞くことが大切です。「チームの何割がリモート勤務をしているのか」「週に何回程度出社が必要なのか」といった質問をすることで、リモートワークの実態が見えてきます。
また、オフィス勤務者とリモート勤務者の間で情報格差が生じていないか、どのような工夫をしているかも確認しましょう。リモートワークが形だけになっていないか、しっかりと見極めることが重要です。
9-2. チームや開発環境について
質問例:
- 「コードレビューはどのような流れで行われますか?」
- 「技術的な相談は誰にできますか?」
- 「チーム内での技術共有の機会はありますか?」
エンジニアにとって、開発環境やチーム体制は働きやすさに直結します。コードレビューが日常的に行われているかどうかは、コードの品質やチームの技術力を知る手がかりになります。また、困ったときに誰に相談できるのか、メンターのような存在がいるのかも重要です。
さらに、チーム内で定期的に技術共有の場(LT会や勉強会など)があるかを聞くことで、学習意欲の高いチームかどうかが判断できます。これらの質問を通じて、自分が成長できる環境かどうかを見極めましょう。
9-3. 働き方やサポートについて
質問例:
- 「PCは支給されますか?」
- 「通信費や電気代の補助はありますか?」
- 「リモートで困ったときのサポート体制はどうなっていますか?」
リモートワークを快適に行うためには、物理的な環境とサポート体制が重要です。PCはもちろん、モニターやキーボード、マウスなどの周辺機器がどこまで支給されるのかを確認しましょう。
また、通信費や電気代の補助があるかどうかも聞いておくべきです。さらに、リモートワーク中に技術的なトラブルや業務上の困りごとが発生したとき、誰に相談すればよいのか、サポート窓口があるのかを確認しておくと安心です。
具体的な質問をすることで、企業の本気度が見えてきます。
10. 参画前に自分でできる企業リサーチ方法
10-1. 口コミサイトやSNSでの評判チェック
チェックポイント:
- 実際に働いている人の生の声
- リモートワークに関する評判
- 退職者の意見も参考に
面談だけでは見えない企業の実態を知るために、口コミサイトやSNSでの評判をチェックすることも有効です。実際に働いている人や退職した人の声からは、案件詳細や面談では語られない本音が見えてくることがあります。
特に、リモートワークに関する評価や、コミュニケーション環境、評価制度についての口コミは参考になります。ただし、ネガティブな意見だけでなく、ポジティブな意見も含めて総合的に判断することが大切です。一部の意見だけを鵜呑みにせず、複数の情報源から情報を集めましょう。
10-2. 企業の技術ブログやGitHubをチェック
チェックポイント:
- 技術ブログの更新頻度と内容
- GitHubでのOSS活動
- エンジニアの発信力
企業の技術ブログやGitHubアカウントをチェックすることで、その企業の技術力や文化を知ることができます。技術ブログが定期的に更新されている企業は、エンジニアの学習意欲が高く、知見の共有が活発な傾向があります。
また、GitHubでOSS(オープンソースソフトウェア)への貢献をしている企業は、技術コミュニティへの還元意識が高いといえます。さらに、個々のエンジニアがTwitterやnoteなどで技術的な発信をしているかも確認してみましょう。エンジニアが自由に発信できる文化があるかどうかは、働きやすさの指標になります。
10-3. 採用イベントやカジュアル面談の活用
チェックポイント:
- 実際の社員と直接話す機会
- 社内の雰囲気を肌で感じる
- 気軽に質問できる環境
案件に応募する前に、企業が開催している採用イベントやカジュアル面談に参加してみることも企業の理解を深めるのでおすすめです。これらのイベントでは、実際に働いている社員と気軽に話すことができ、案件詳細だけではわからない社内の雰囲気やチームの雰囲気を感じ取ることができます。
また、正式な面談よりもリラックスした雰囲気で質問できるため、本音の情報が得やすいというメリットもあります。
まとめ
ここまで、エンジニアがリモート案件を検討する際にチェックすべき10のポイントを詳しく解説してきました。リモートワークは、通勤時間がなくなり、自分のペースで働けるという大きなメリットがありますが、一方で案件選びを間違えると、孤立感や情報格差に苦しむことになりかねません。
最も重要なのは、案件詳細だけで判断せず、面談でしっかりと実態を確認することです。リモートワークの種類、チーム体制、コミュニケーション環境、評価制度、セキュリティ体制など、細かく質問することで、本当に自分に合った案件かどうかが見えてきます。
リモートワーク案件を選ぶ際は、今回ご紹介した10のポイントを参考に、自分に合った働き方を実現してください。そして、不安なことや疑問点があれば、遠慮せずに面談で質問しましょう。
理想の働き方を見つけ、エンジニアとして充実したキャリアを築いていけることを心から願っています。



