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    リモートワークに向いている職種とは?どんな仕事があるか人気の業界と職種を完全カイド

    コロナ禍をきっかけに急速に普及したリモートワーク。今では多くの企業がリモートワークを取り入れ、場所を問わない働き方が一般的になりつつあります。

    この記事では、リモートワークでの転職を成功させるためのコツと、リモートワーク求人で特に人気の高い業界・職種について詳しく解説します。

    リモートワーク とは?

    【言葉の定義】 リモートワークとは、簡単にいうと「会社のオフィス以外の場所で業務を行う働き方」を指します。

    インターネットやデジタル技術を活用して、物理的な距離や場所の制約から解放された労働形態です。

    従業員は自宅、カフェ、コワーキングスペース、旅行先など、さまざまな場所から仕事にアクセスできます。クラウドサービスやコミュニケーションツールを使って、チームメンバーや上司との連絡を維持しながら業務を遂行します。

    近年はデジタルノマドのような働き方も増え、地理的制約を超えた人材採用や多様な働き方の実現に貢献しています。

    リモートワークとテレワーク、在宅ワークの違い

    リモートワークとテレワーク、在宅ワーク、これらの用語には微妙な違いがあります。

    「テレワーク」は最も広義の概念で、情報通信技術を活用して時間や場所にとらわれない働き方全般を指し、日本では政府や企業がこの言葉を公式に使用することが多いです。

    「リモートワーク」は英語の「remote work」から来た言葉で、「離れた場所での勤務」という意味合いが強く、ビジネスシーンや国際的な場面でよく使われます。

    一方「在宅ワーク」は、特に自宅で行う働き方に限定した最も狭い概念です。

    リモートワークの市場概況

    日本においてコロナ禍に多くの企業がリモートワークを導入しました。総務省の「令和6年版 情報通信白書」によると、テレワークの導入率は2019年には20.2%であったものの、2020年には47.5%、2021年には51.9%、2022年には51.7%、2023年には49.9%となっています。

    画像引用: 総務省|令和6年版 情報通信白書|テレワーク・オンライン会議

    労働人口が減少している今、企業が優秀な若い人材を獲得するにはリモートワークの導入が不可欠といっても過言ではないでしょう。完全出社制の企業は優秀な人材を逃すリスクもあります。

    現在、国内では地方創生やワークライフバランスの観点から企業がリモートワークを導入する重要性が高まっています。

    また海外においてもハイブリッドワークがなければ自社の採用の競争力が伸び悩むと考える採用担当者は多くいます。

    【産業別】リモートワークの導入状況

    業種別のリモートワーク実施率

    総務省の「令和3年 情報通信白書」では、各業界におけるリモートワーク実施率は以下のようになっています。

    業界ごとにリモートワークの導入率は大きく異なります。「情報通信業」は55.7%と全業界において最多で、「学術研究、専門・技術サービス業」が43.2%と続いています。

    業界 実施率
    建設業 15.7%           
    製造業 27.2%
    電気・ガス・熱供給・水道業 28.4%
    情報通信業 55.7%
    運輸業、郵便業 11.3%
    卸売業、小売業 20.5%
    金融業、保険業 30.2%
    不動産業、物品賃貸業 27.9%
    学術研究、専門・技術サービス業 43.2%
    宿泊業、飲食サービス業 11.1%
    生活関連サービス業、娯楽業 18.0%
    教育、学習支援業 19.6%   
    医療、介護、福祉  4.3%
    その他サービス業  27.2%
    上記以外の業種  28.5%

    参照:総務省の「令和3年 情報通信白書」

    一方、「医療、介護、福祉」は4.3%と1割にも達していません。この業界で働く人たちには患者や利用者のケアが主に求められるため、病院や施設から離れた場所で働くことは現状不可能に近いです。また、「運輸業、郵便業」についてもリモートワークの導入率は11.3%と少ないですが、こちらもやはり物理的に人が関与するためリモートワークには向いていません。

    地域別リモートワーク実施率

    続いて、総務省の「令和3年版 情報通信白書」から地域別リモートワークの導入率を見ていきましょう。

    北海道・東北 12.4%
    関東 36.3%        
    東海・北陸・甲信越 15.9%
    近畿 20.8%
    中国・四国・九州 11.2%

    参照:総務省「令和3年版 情報通信白書

    国内において関東におけるリモートワークの導入率はもっとも高く、36.3%となっています。東京都に本社が所在する企業の中にはリモートワークやハイブリッドワークを取り入れている企業が多くあります。都心部におけるIT企業や外資系企業の多さもリモートワークの導入率の高さの要因です。また、関東に本社があるものの、従業員は地方でリモートワークをしている企業も少なくありません。

    近畿には日本における第二の都市である大阪府があります。大阪府には大手企業の本社やIT企業が多く所在しています。

    リモートワークで人気の業界

    それでは、ここからはリモートワークの求人で人気のある業界を見ていきましょう。

    1. IT・テクノロジー業界

    IT業界はリモートワークとの相性が非常に良く、多くの企業がフルリモートまたはハイブリッド型の勤務形態を採用しています。特に以下のような分野で求人が多く見られます。

    • ソフトウェア開発
    • Webサービス制作会社
    • クラウドサービス
    • SaaS(Software as a Service)
    • AI・機械学習関連
    • FinTech(金融テクノロジー)

    2. デジタルマーケティング業界

    オンラインでの活動が中心となるデジタルマーケティング業界も、リモートワークとの親和性が高い業界です。

    • デジタル広告代理店
    • SEOサービス分析会社
    • コンテンツマーケティング制作会社
    • SNSマーケティング委託運営
    • アフィリエイトマーケター

    3. 教育・Edtech業界

    オンライン教育の需要の高まりにより、教育業界でもリモートワークの機会が増えています。

    Edtech(エドテック)は「Education Technology」の略語で、教育(Education)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた言葉です。

    昨今、教育分野にテクノロジーを活用して、学習体験や教育システムを向上させる取り組みやサービスが人気になっています。

    • オンライン教育プラットフォーム
    • 語学学習サービス
    • プログラミングスクール
    • 教育コンテンツ制作

    Edtechは具体的には、オンライン学習プラットフォーム、教育用アプリ、学習管理システム、AI活用の個別学習ツール、バーチャルリアリティを用いた体験学習など、テクノロジーを利用して教育の効率性や効果を高めるためのあらゆる製品やサービスを含みます。

    4. メディア・出版業界

    デジタルコンテンツの制作・配信を行うメディア業界も、リモートワークに適した業界です。

    • Webメディア
    • 動画・配信コンテンツ制作会社
    • 電子書籍出版
    • ポッドキャスト配信

    5. ヘルスケア・遠隔医療業界

    テクノロジーの進化により、ヘルスケア業界でもリモートワークの機会が拡大しています。

    • 遠隔医療サービス
    • 健康管理アプリ
    • 医療データ分析の医療情報システム

    リモートワークで人気の職種

    前章では、リモートワークで人気の業界を見てきました。それでは、ここからはより具体的にリモートワークに適した職業を見てみましょう。

    リモートワークと相性がよい職業は多々あります。その中でも、人気が高いポジションをご紹介します。

    1. IT系職種

    IT系職種はそもそもテクノロジーとの親和性が高く、リモートワークとの相性が特に良いので色々なポジションで多くの求人があります。

    プロダクトマネージャー/スクラムマスターIT開発チームを統括し、プロジェクトの進行管理や課題解決を行う。
    フルスタックエンジニアフロントエンドとバックエンドの両方を担当できるエンジニア。
    フロントエンドエンジニアウェブサイトやアプリのユーザーが直接操作する視覚的な部分を開発。HTML、CSS、JavaScriptなどを使い、デザイン性と使いやすさを重視しながらユーザーインターフェースを構築する。
    サーバーサイドエンジニア/バックエンドエンジニアユーザーには見えないバックエンド部分を担当。データベース設計、APIの構築、サーバー管理などを行い、アプリケーションの中核機能やデータ処理を実装する技術者。
    モバイルアプリ開発者iOS、Androidなどのアプリ開発を行う技術者
    クラウドエンジニアAWS、Azure、GCPなどのクラウドインフラを設計・構築・運用する技術者
    AI開発機械学習やディープラーニングの技術を活用し、自律的に学習・判断できるシステムを開発。データ分析、アルゴリズム設計、モデル構築などを通じて、人工知能ソリューションを生み出す専門職
    データサイエンティストプログラミング、統計、ビジネスロジックを統合した職業。生データの分析を実施し、理解しやすい結果に合成する。
    DevOpsエンジニア開発と運用の橋渡しをし、継続的デリバリーやインフラ自動化を担当
    セキュリティエンジニアシステムやネットワークのセキュリティを担当する専門家

    2. マーケティング系職種

    デジタルマーケティングの各種専門職も、リモートワークの需要が高い職種です。

    代表的な職種は以下です。雇用形態問わず、正社員の求人やフリーランスの案件としても両方で人気が高いと言えます。

    【リモートワークで人気のマーケティング系の職種】

    SEOスペシャリスト 検索エンジン最適化を専門とする職種
    コンテンツマーケターブログ記事やホワイトペーパーなどのコンテンツ制作・戦略を担当
    SNSマーケター SNSを活用したマーケティング施策を担当
    WebアナリストWebサイトのアクセス解析や改善提案を行う専門家
    グロースハッカーデータ分析とマーケティングを組み合わせ、事業成長を促進する職種

    3. デザイン系職種

    視覚的なコンテンツ制作を担当するデザイン職も、リモートワークに適しています。

    【リモートワークで人気のデザイン系職種】

    UIデザイナー       ユーザーインターフェースのデザインを担当。デジタル製品の視覚的なインターフェースを設計する専門家。ボタン、アイコン、レイアウトなどのデザイン要素を作成し、ユーザーが直感的に操作できる画面をデザイン、ブランドの一貫性を保ちながら、使いやすさと視覚的魅力のバランスを追求。
    UXデザイナーユーザー体験全体の設計を担当。ユーザー調査、ペルソナ作成、ユーザーフロー設計などを通じて、製品とユーザーの関係性を最適化。
    WebデザイナーWebサイトのデザイン制作を行う。色彩、タイポグラフィ、画像、レイアウトをデザインし、HTML/CSSなどの基本的なコーディングスキルも持ち、実装を行うこともある。
    グラフィックデザイナー広告や販促物などのビジュアル制作を担当、ロゴ、ポスター、パンフレット、広告などの印刷物やデジタル素材をデザインする。
    プロダクトデザイナー製品全体の設計を担当する専門家。UI/UXの要素に加え、ビジネス要件や技術的制約も考慮して製品戦略を立案。問題発見から解決策の実装まで幅広く関与し、市場で成功する製品を生み出すことに注力するデザイナー。

    4. カスタマーサポート・営業系職種

    顧客対応を中心とする業務も、オンラインツールの発達によりリモートワークが可能になっています。

    【リモートワークで人気のカスタマーサポート・営業系職種】

    カスタマーサクセス顧客の成功をサポートする役割
    テクニカルサポート技術的な問い合わせに対応する専門職
    インサイドセールス電話やオンラインでの営業活動を行う職種

    リモートワークのカスタマーサポート職では、電話やチャット、メールを通じた顧客対応が主な業務です。多くの企業がクラウドベースのCRMシステムを導入しており、自宅からでもスムーズに対応できる環境を整えています。勤務時間は固定制のものから、シフト制まで様々です。

    リモートのインサイドセールス(営業)職においては、オンライン商談スキルやデジタルツールの活用能力が重視されます。Zoomなどのビデオ会議ツールでの提案力や、非対面でも信頼関係を構築できるコミュニケーション力が求められます。

    両職種とも成果主義の傾向があり、自己管理能力や時間管理スキルが必須となります。

    5. ライティング・編集系職種

    文章作成や編集を担当する職種も、リモートワークと相性が良いです。

    【リモートワークで人気のライティング・編集系職種】

    コピーライター    広告や宣伝物、販促物の文章を書く専門家。商品やサービスの魅力を伝え、消費者の行動を促す言葉を生み出す。短くても強い印象を残し、ブランドの声を確立する文章力が求められる。
    テクニカルライターマニュアル、ガイド、仕様書、技術文書などを作成し、専門知識を持たない人でも理解できるよう情報を整理・簡略化してライティングを行う。正確性と明確さが重要な仕事。
    編集者 Webメディアや電子書籍の編集を担当、原稿の内容や構成を見直し、誤りを修正し読みやすさを向上。出版物全体の方向性を監督し、著者と協力して作品を洗練させる役割。
    翻訳者ある言語の文章を別の言語に変換する専門家。単なる言葉の置き換えではなく、文化的ニュアンスや文脈を理解し、原文の意図や感覚を保ちながら、読者にとって自然な表現に訳出する技術が必要。

    6. バックオフィスや企画職

    バックオフィスや企画の仕事もリモートワークと相性が良い職種があります。以下のような仕事が一般的で、多くの企業で募集しています。

    • 一般事務職
    • 人事の教育系のポジション
    • 業務推進の企画職

    7. 幹部ポジション、CxOの役職

    職種によっては幹部(CxO)やマネージメント層もリモートワークに適しています。幹部(CxO)のポジションは、リモートワークでマネージャーやメンバーに指示を出しながら、それぞれの専門分野で戦略策定や意思決定を行います。メンバーに対しては特にリモートでのリーダーシップ、分散型チームの管理、遠隔でのコミュニケーション技術が重要になります。

    また、リモートワークのCxOは、各専門領域で戦略立案と実行を担いながら、経営層との強固な連携が不可欠です。リモート環境では、定期的なバーチャル経営会議、透明性の高い情報共有、明確な目標設定を通じて経営陣との一体感を醸成します。


    様々な職種がリモートワーク求人でありますので、転職をお考えの際は、リモートワークの専門エージェントへの登録をお勧めします。

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    リモートワークで働くメリット

    リモートワークへの転職には数多くの魅力があります。まず、通勤時間が不要になり、その時間を家族との団らんや趣味、自己啓発に充てられるようになります。また、会社の所在地に縛られないため、都心から地方へ移住するなど、住む場所を自由に選べる柔軟性が生まれます。

    さらなるメリットは、プライベートに費やす時間が増えるためワークライフバランスの向上、経済面では毎日のランチ代や通勤用の服装にかかる費用が削減され、家計の負担軽減にもつながります。

    【リモートワークで働くメリット】

    • 通勤時間の削減:  平均的な通勤時間(往復2時間程度)が削減され、プライベートの時間が増加します。
    • 住む場所の自由度:  会社の近くに住む必要がなく、地方移住も可能になります。
    • ワークライフバランスの向上:  家族との時間や自己啓発の時間を確保しやすくなります。
    • コスト削減:  毎日のランチのコスト、通勤するためのオフィスウェアなどの支出が減少します。
    • 生産性の向上:  自分に合った環境で集中して仕事ができます。
    リモートワークができる職種の5つの特徴とは?

    リモートワークができる職種の5つの特徴

    リモートワークができる仕事に共通する特徴を見てみましょう。

    • デジタルツールやインターネットを介して業務を完結できる
    • 主なコミュニケーションがメールやチャット、ビデオ会議で可能
    • 成果物が電子データとして提出・管理できる
    • 対面での物理的なやり取りを必要としない
    • 場所や時間に縛られず、自律的に業務を進められる柔軟性がある

    デジタルツールやインターネットを介して業務を完結できる

    リモートワークに適した職種では、必要な業務のほぼすべてがデジタル環境で完結します。クラウドストレージを活用したファイル共有、共同編集ツールでのリアルタイム作業、プロジェクト管理システムでのタスク管理など、物理的な書類や機器に依存せずに業務を遂行できます。

    また、VPNやセキュアな接続環境を通じて社内システムにアクセスできることで、オフィスにいるのと変わらない業務環境を構築できます。

    デジタルトランスフォーメーションが進んだ企業ほど、場所を問わない働き方が可能になっています。

    主なコミュニケーションがメールやチャット、ビデオ会議で可能

    リモートワークに適した仕事では、対面でのコミュニケーションを必要とせず、デジタルツールを介したやり取りで十分に意思疎通が図れます。

    Slack、Teams、Zoomなどのコミュニケーションツールを活用することで、即時的な会話から正式な会議まで様々な場面に対応できます。文字ベースのコミュニケーションでは記録が残るため、情報の追跡や再確認が容易であり、時差がある国際チームでも非同期コミュニケーションによって協働が可能です。

    返信するタイミングも当事者の裁量で決められるので、対面では得られにくい「考える時間」も確保できる利点があります。

    成果物が電子データとして提出・管理できる

    リモート業務に向いている職種は、仕事の成果や納品物が物理的な形態ではなく、デジタルデータとして作成・提出・評価できる特徴があります。

    ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーション資料、プログラムコード、デザインファイルなど、様々な成果物をクラウド上で共有・レビュー・承認するプロセスが確立されています。バージョン管理システムによる変更履歴の追跡や、デジタル署名による承認プロセスも容易に実施でき、紙の書類や物理的な製品と異なり、場所を問わず管理・アクセスが可能です。

    対面での物理的なやり取りを必要としない仕事

    当然ですが、リモートワークに適した職種では、業務遂行に物理的な接点を必要としません。「その場にいる」ことを前提とした作業が少ないため、物理的な距離を超えた働き方が実現できます。

    これまでは対面で必要とされていた仕事でも、DX化によって今後リモートワークにシフトする可能性があります。例えば大手のチェーン店は既に導入していますが、接客も今後はロボットで置き換えられるでしょう。

    場所や時間に縛られず、自律的に業務を進められる柔軟性がある

    リモートワークに向いている職種では、厳格な時間管理より成果物や目標達成が重視され、自己管理能力を発揮できる環境があります。締切やミーティングなど最低限の時間的制約はあるものの、その間のワークスケジュールは各自の裁量で決定できるため、個人の生産性が高い時間帯に集中して働くことが可能です。

    また、通勤時間の削減により仕事とプライベートのバランスが改善し、育児や介護などの個人的な事情にも柔軟に対応できます。自分で考え、判断し、実行するという自律性が重視される職種ほどリモートワークとの親和性が高いと言えます。

    リモートワークに向いている人とは?

    リモートワークをした方がいい人

    リモートワークは自己管理能力が高く、独立して働くことを好む人に適しています。長時間の通勤から解放されたい人や、静かな環境で集中したい内向的な性格の方にも向いています。

    デジタルツールの操作に抵抗がなく、文章によるコミュニケーション能力が高い人も、リモートワークで力を発揮しやすいでしょう。自分のペースで仕事を進めることで生産性が上がる人にはおすすめの働き方です。

    また、育児や介護などの家庭の事情で時間の融通が必要な人、持病や障害があり通勤が負担になる方にもメリットがあります。

    リモートワークに向いていない人

    対面でのコミュニケーションからエネルギーを得る外交的な性格の人や、同僚との日常的な交流を重視する人には、リモートワークは孤独感をもたらすことがあります。対面での指導・学習スタイルを好む人にとっても適していないことがあります。

    また、自己管理が苦手で外部からの構造や監督がないと集中できない人、仕事とプライベートの境界線を引くのが難しい人にも課題が生じやすいです。

    デジタルツールの操作に不安がある方や、家に仕事専用のスペースを確保できない環境の人も苦労する可能性があります。

    リモートワークに向いている人、向いていない人とは?

    リモートワークの職種への転職を成功させるためのコツ

    セルフマネージメント・自己管理能力を証明する

    以下のようなポイントをアピールしましょう。

    • 過去のリモートワーク経験
    • 時間管理の具体的な方法
    • 自発的に目標を設定し達成した実績
    • プロジェクト管理ツールの活用経験

    リモートワークでは、目が届かない範囲でも成果を出す自己管理能力が重視されます。面接や履歴書では、過去のリモートワーク経験を具体的に説明し、その中でどのように自発的に働いていたかをアピールしましょう。

    コミュニケーション能力を磨く

    リモートワーク環境では、対面でのやり取りがないため、デジタルツールを介したコミュニケーション能力が必須となります。

    • ビデオ会議ツールの使用経験をアピール
    • チャットツールでの効率的なコミュニケーション方法
    • 非同期コミュニケーションでの情報伝達スキル
    • ドキュメンテーション能力

    さらに、異なる場所で働くメンバーとのコミュニケーションでは、端的に分かりやすいメッセージ作成が求められます。

    デジタルスキルを強化する

    リモートワークでは、各種デジタルツールを使う必要があります。

    • クラウドストレージサービス(Google Drive、Dropboxなど)
    • プロジェクト管理ツール(Trello、Asana、Jiraなど)
    • コミュニケーションツール(Slack、Microsoft Teams、Zoomなど)
    • 文書作成・共有ツール(Google Workspace、Microsoft 365など)

    リモートワークで働くためには、デジタルツールを使いこなす能力が不可欠です。ファイル共有やバージョン管理を効率的に行えるのはもちろんのこと、プロジェクト管理ツールの経験もタスクの可視化や進捗管理ができる人材として評価されます。

    リモートワークの職種に転職するための具体的なアクション

    自己分析を徹底する

    転職成功の第一歩は自分を知ることです。これまでの職歴から得たスキル、知識、経験を洗い出し、強みと弱みを明確にしましょう。

    また、何に価値を感じ、どんな環境で力を発揮できるかも考えます。自分の市場価値を把握し、「なぜ転職したいのか」「将来的にどんなキャリアを築きたいのか」という軸を持つことで、ぶれない転職活動ができます。

    求人サイトや企業のホームページでの情報の収集

    効率的な求人収集が転職活動の鍵です。大手転職サイトだけでなく、企業の直接採用ページもチェックするとなかなか出会わない求人が見つかることもあります。また、気になる企業のフォローや業界ニュースの定期チェックも忘れずに行いましょう。

    転職エージェントや業務委託案件を紹介してくれるエージェントへ登録

    転職エージェントは単なる仲介者ではなく、転職のプロフェッショナルです。業界・職種に特化したエージェントを選ぶことで、自分の市場価値や適正年収の相場感を把握できます。また、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策など一連のサポートを受けられます。特に大きな強みは、一般公開されていない非公開求人へのアクセスと、採用担当者との交渉を代行してくれる点です。

    リモートワーク専門求人エージェントを活用するとリモートワークの求人を効率よく見つけられます。

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    リモートワークのデメリット

    最後に、リモートワークにはデメリットが無いわけではありません。リモートワークの職種につく際には注意すべき点がいくつかありますので、最後に2つご紹介します。

    ■コミュニケーションの課題

    リモートワークで働くということは、コミュニケーション面での課題が存在します。チームとの一体感を得にくい環境で、文字や音声だけではニュアンスが伝わりづらく、人によっては孤独感を抱く可能性もあるでしょう。そのことを念頭に置き、自ら少しでも工夫を凝らすことで働きやすくなります。

    ■技術的なリモートワークでの環境整備

    さらに、リモートワークには技術的・環境的な準備も欠かせません。

    安定したインターネット環境の確保、集中できる静かな作業スペースの確保、必要なハードウェアやソフトウェアの準備、そして情報セキュリティ対策など、自宅を効率的な職場に変えるための整備が必要です。

    まとめ

    リモートワークで、働いてみたい職種は見つかったでしょうか。先述しましたが、リモートワークにはメリットもデメリットも両方あります。場所を選ばない働き方は、これからのスタンダードになりますので、自分のライフスタイルに合った働き方を見つけ、自らが望んだ職種で充実したキャリアを築いていきましょう。本記事がリモートワークでの転職を考えている方のお役に立てば幸いです。

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