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    インタビュー・コラム「未来の選択」 宮下 元利さん~後進育成で社会に恩返し

    中央が、宮下 元利さん。

    テレワーク・リモートワークに特化した人材サービス「Remogu(リモグ)」は、利用される方が「場所に依存しない働き方」をすることで、趣味の充実や地方への移住など、夢の実現に近づく魅力的な生活を実現できるようご支援しています。

    <Remoguインタビュー・コラム「未来の選択」>では、「リモートワーク」という働き方を選択することで、「じぶんらしく」働く人をご紹介します。

    <Remogu「未来の選択」>今回は、北海道札幌市にお住まいの宮下 元利(みやした もとよし)さん、36歳です。
    現在、大手電力会社向けプラットフォーム開発プロジェクトにプロジェクトマネージャー(以下PM)としてフルリモートで参画するかたわら、システム設計・開発会社の経営、北海道の2つの大学の情報工学科で非常勤講師、フリーランスのシステム開発者・PMとして活動されています。

    ストレスフリーな環境と、より良い報酬を求めてリモートワーカーに

    2010年、新卒で大手メーカーグループのシステム開発会社に入社した宮下さんは、システム開発エンジニア、PMとして勤務ののち、2018年に退職。
    ストレスフリーな自宅環境で働けることや、より良い報酬を求めてリモートワーカーへと転身しました。

    前職の経験を生かしPMとしてフルリモートワークの案件を探していましたが、なかなか出会えず、数年間は出勤も伴う案件に参画していました。
    しかし出勤を伴う案件は地方ランクの報酬となってしまい、希望額を下回る状況が続いていたそうです。

    そんな中、Remoguと出会い、東京の企業のフルリモートワーク案件に参画が決定。
    「フルリモートワーク」と「大幅な報酬アップ」、2つの希望をどちらも叶えることができました。
    「正直、月の単価が20万円は違います」と宮下さん。
    地方在住者にとって、東京の企業の案件を見つけられるか否かで大きな差が出ることが分かります。

    宮下さんの事務所からの景色

    案件を選ぶ基準は…

    宮下さんに案件を選ぶ基準をお聞きしてみると、「フルリモート」、「報酬」、「自分が必要とされていること」の3つとの回答でした。

    「自分が必要とされているとは?」との質問には、「自分の経験が生かせるかどうか、です。経験が生かせるということは、自分が参画する意味があるということで、つまり、自分が必要とされていると言えると思っています。」とのお答えでした。

    案件選びで何を大切にするか決めておくのは、エージェントを利用する場合でもしない場合でも、大事なポイントです。
    優先順位をつけておけばさらに良いですね。

    宮下さんのオフィス

    フルリモートワーカーだからこそ、本当にやりたいことができる

    宮下さんが「フルリモート」の案件にこだわっているのは、フルリモートワークによってできたゆとり時間で、本当にやりたいことができるからだそうです。

    宮下さんのやりたいこととは何なのでしょうか?
    「後進育成です。」
    「これまで現場やネット、ニュースを見てきて、大学を卒業しただけでは即戦力のエンジニアにはなれないことを知り、これは良くないと常々課題に感じていました。ですから、後進の教育を行うことで社会に貢献したいと思っているんですよね。今Remoguさんを通じて参画している案件は0.9人月なので、無理することなく育成に時間を使えるので助かっています。」
    と言う宮下さんは、現在の非常勤講師だけでなく、今後はさらに活動の幅を広げたいと考えているのだそうです。

    案件への参画工数を代理で調整・交渉してもらえる点も、エージェントを使うメリットだと言えるでしょう。

    “利他の精神”の源は、これまで受けてきた恩

    宮下さんの口からは、「社会に貢献したい」という言葉が何度も出てきます。
    宮下さんは、なぜそのような“利他の精神”を持つようになったのでしょうか。
    「これまで受けてきた恩があるからだと思います。ひとつは大学のゼミの恩師から非常に丁寧に熱心に教えていただき、フォローしていただいた経験。その影響で大学時代は私も開発にどっぷりとのめり込み、エンジニアの基礎力を身に着けることができました。この経験が会社に入って非常に役に立ったんです。もうひとつは、会社員時代に上司や先輩から支えを受け、キャリアの応援をしていただいた経験。これらの経験が自分の成長やキャリアにつながったことが、後進育成をして恩返ししたい、社会貢献したいという思いにつながっているんだと思います。」

    できないことはできないと言う

    「リモートワーカーになって苦労した点は?」と伺ったところ、「リモートでPM業務を行うのは想像以上に難しかったです。」と言う宮下さん。
    特に、コミュニケーションが多く発生する要件定義フェーズで難易度が上がるため、チャットや議事録をフル活用しているそうです。

    分からない・できないことは正直に伝える、というのが宮下さんのポリシー。
    その上で、自分で調べたり人に聞いたりして解決に尽力することを大事にしているそうです。

    「(後進育成の観点から言うと)若いエンジニアは、自ら調べる力が弱い人が多いと感じます。分からないのに調べない、分からないことを報告せず放置する、その結果、炎上につながるケースもあります。調べる力をつけるには、まず調べる・知る楽しさを知ることが大事で、そのためには興味を持つことが大事だと思うんです。ですから、私の講義では身近な物事・興味の持てる物事と結びつけて話をして興味を持ってもらい、そこから自発的に調べる癖をつけてもらう、ということを心がけるようにしています。」

    リモートワーカーが大事にすべきことは…?

    最後に、「リモートワークエンジニアにとって大事なこと」をお聞きしたところ、「体調管理とスケジュール管理だと思います」との回答でした。
    「これは“エンジニアあるある”なんですけど、エンジニアって仕事中にコーヒーをがぶ飲みするんですよね。リモートワークのいいところはいつでもトイレに行けることなので、調子に乗ってコーヒーを飲みすぎないことをお勧めします。」と宮下さんは笑います。
    「また、周囲の動きが見えない分、会議予定を忘れてしまうこともありがちです。予定表ツールやSlackと連動しての通知機能が便利ですよ。」

    「今後、会社を大きくしようとは思っていない」と言う宮下さんですが、後進育成にとどまらず、自社事業であるホビードローンの拡張開発や、無線局の開設など、<未来の選択>に向けて着々と準備を進めていらっしゃいます。

    今後もRemoguは、宮下さんの<未来の選択>がより豊かになるよう、サービスの質を高め、仕事探しのパートナーとして寄り添い続けてまいります。

    宮下さん(中央)と、宮下さんを担当させていただいてる原(左)、高橋(高は、はしご高)。

    【関連リンク】

    宮下さんへのお問い合わせは以下のリンクをご確認ください。
    ・合同会社イゼルローンソフトウェア
    URL:https://iserlohn-software.com/
    ・JforF Lab
    URL:https://jforf.pro/

    ※記事の内容は、掲載日時点のものです。