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    インタビュー・コラム「未来の選択」 藤江 正樹さん~地元・沖縄で子育てをしたいという選択

    テレワーク・リモートワークに特化した人材サービス「Remogu(リモグ)」は、利用される方が「場所に依存しない働き方」をすることで、趣味の充実や地方への移住など、夢の実現に近づく魅力的な生活を実現できるようご支援しています。
    <Remoguインタビュー・コラム「未来の選択」>では、「リモートワーク」という働き方を選択することで、「じぶんらしく」働く人をご紹介します。

    <Remogu「未来の選択」>今回は、沖縄県にお住まいの藤江正樹(ふじえ まさき)さんです。

    Remoguキャリアにて転職活動をされて都内の企業にご入社をされました。現在はフルフレックス・フルリモートで勤務をされています。
    エンジニア経験が浅く、正社員採用も初めてだったと言う藤江さん。果たしてどんな人生の決断があったのでしょうか?


    Remogu営業担当の堀(左)と藤江 正樹さん(右)

    「沖縄で子育て」と「東京の企業で働く」を実現

    藤江さんは、生まれも育ちも沖縄県。待望のお子様を授かり「お互いの両親が近くにいる地元の沖縄県で、のびのびと子育てしたい」と考える一方で、今後のキャリアを見据え「東京の企業で働いてスキルアップしたい」という思いも強かったそうです。

    「当時はエンジニア職の経験はあまりなかったこともあり、沖縄県で子育てしながら東京の企業で働くなんてできるんだろうか?と不安に思っていました。でもRemoguにサポートしてもらって、沖縄県にいながら東京の企業で働くという夢が叶ったんです。」

    東京都台東区に会社を構えるIT企業へのご入社が決まり、理想通りの転職をした藤江さん。エンジニア経験が少ないながらもポテンシャル採用という形で、フルフレックス・フルリモートでの働き方を実現させました。その理由は、Remoguでの転職活動にあったと言います。

    接客業からアプリ開発に興味を持ち、エンジニアを目指す

    学生時代に「海外に住みたい」と考えた藤江さんは、卒業後にワーキングホリデーで1年ほどカナダへ渡りました。現地のローカルレストランで働いていましたが、沖縄で新聞屋を営むご両親が体調を崩してしまい、家業を継ぐために帰国することに。それまで、エンジニアへの興味はなかったと言います。

    「25歳になって履歴書に書けるような経歴がないことを不安に感じるようになり、新聞屋の仕事をしながらカフェやホテルでのアルバイトを始めました。運営まで任されるようになった時に悩んだのが、人件費の多さです。なんとか人件費をかけずに経営を効率化できないかと試行錯誤していました。」

    そこで注目したのが、無人でチェックイン・チェックアウトができるアプリ。カフェでも予約受付アプリが活躍していて「お客様自身がチェックイン・チェックアウトできるアプリがあれば、人件費を削減できて、経営に集中できる。」と感じ、アプリの可能性に魅力を感じます。

    「その時初めて、自分でアプリを作れないだろうか?とプログラミングに興味を持ちました。ニーズが高く将来性が期待できるITスキルを身につけられれば、今後のキャリアアップにもつながるんじゃないかと、活路が見えた気がしたんです。それから『プログラミングを学んで手に職をつけよう』と、エンジニアを目指すようになりました。」

    フリーランスのエンジニアとして独立するも、育児を前に転職活動をスタート

    ちょうどその頃コロナ禍に突入し、藤江さんは知り合いから「エンジニアに興味があるなら、コワーキング施設で開催しているエンジニア向けのプログラミングスクールを手伝わないか」と誘われます。運営を行いながらスクールを受講するようになり、少しずつエンジニアの知識がついていきました。

    「プログラミングスクールで個人開発から共同開発まで体験しつつ、勉強会に参加して、HTML、CSS、Rubyなどから学んでいきました。それから本格的にエンジニアを目指そうと思い、2022年4月にはその会社と業務委託契約を結んで、フリーランスのエンジニアになったんです。でも、半年も経たないうちに業務委託サービスそのものが終わるかもしれないと聞かされ、すぐに転職先を探さないといけなくなってしまって……。2023年の4月には子供が産まれる予定もあったので、『大切な時期に向けて、理想の転職先を見つけよう』と決意しました。」

    まだまだエンジニア経験が浅かった藤江さんにとっては、先輩エンジニアの指導を受けながら着実にキャリアアップできる企業が理想でした。これから子どもを育てていくことを考えると安定した正社員採用が望ましく、30歳にして初めて正社員を目指すことになります。

    しかし、さまざまな企業と面接を重ねてもなかなかマッチせず、あっという間に4か月が過ぎて年末を迎えてしまいました。

    沖縄の街並み

    Remoguキャリアの後押しを受け、正社員としてポテンシャル採用

    そこで登録したのがRemoguキャリア(Remoguの転職支援サービス)。登録後すぐに多くの企業を紹介されました。

    「担当してくださった堀さんは優しく柔らかい口調で、僕の要望を詳細にくみ取ってくれました。紹介いただいた企業から絞り込んでいく中で、『沖縄で子育てしながら、成長しやすい東京の企業で働きたい』という理想が明確になっていきました。となると、経験不足ながらフルフレックス制でフルリモート可能な会社を探さないといけません。厳しい条件なのに、わずか2か月足らずでその理想を叶える企業に引き合わせてもらえて、本当に驚きました。

    堀さんが『経験をカバーするには人柄をアピールするのが大事です』と教えてくれて、面接でも意識して答えるようにしていましたね。面接前はアピールするべき長所を、面接後は直すべきポイントをアドバイスしてくれたので、安心して面接に臨めました。」 

    今勤めている企業も、実は面接時点では「受かると思っていなかった」と言う藤江さん。 

    「もし自分で会社の採用ページを見つけていたとしても、応募要項を見てスキル不足だと諦めてしまっていたと思います。面接で技術的な質問にうまく答えられないこともあったんですけど、堀さんに『言ったほうがいい』と教えてもらっていたリモートワーク経験や人柄のアピールポイントを思い出し、ほかの質問で挽回できました。Remoguなくしては入社できませんでしたね。」 

    転職活動スタートから4か月が過ぎても理想の会社に出会えずにいた藤江さんですが、Remoguキャリアに登録して2か月で採用が決まり、安心してお子様の誕生を迎えられる環境が整いました。そして2023年4月より勤務をスタートしています。 

    堀も、「藤江さんはエンジニア経験は浅いものの、お人柄はとても誠実ですし、経歴書の綺麗な書き方や独学でのプログラミングに取り組んでこられた学習意欲の高い方ですから、ポテンシャルがある優秀な人材だと企業様にお勧めしました。」と振り返ります。 

    また、「志望度が高い企業様で内定が出た際は、自分事のように嬉しかったです。特に、これから子育てが始まるご状況の中で、ご希望に沿う形でご支援できたことは、担当としても個人としても嬉しく思います。」と言います。

    人生初の正社員になり、育児と両立できる柔軟な働き方へ

    人生初の正社員になった藤江さんの1日は、朝6時に始まります。起きてすぐに仕事をスタートし、子どもが起床する7~8時まで業務に取り組み、朝食・掃除・洗濯を済ませた8時半から再開。12時まで働き、1時間のランチタイムを過ごしてから、3~4時間ほど働いて業務終了するというスーパー朝型勤務です。

    「働き方は社員によってバラバラですが、コアタイムは10時半~15時半なので、そこで社員同士のコミュニケーションが取れます。オンラインミーティングが週2回あって、Slackでも頻繁にやりとりして各メンバーの進捗共有をしているので、フルリモート・フルフレックスの働き方でも問題なく働けています。」

    何かあればすぐに質問できるオープンな雰囲気なのも、入社したばかりの藤江さんにとって安心できるポイントでした。

    「入社直後は、一人でタスクを溜め込んでしまって……。納期に間に合わなかったこともあったんです。でも、月1回の上長との1on1で『先輩に迷惑をかけないことよりサービスに支障が出るほうが問題だから、遠慮せず質問して』と言ってもらえて、肩の荷が下りました。フルリモートだからこそ、遠慮せずコミュニケーションするのも大事だと思いましたね。」

    それからは密なコミュニケーションが取りやすくなり、新人ながらフルフレックス・フルリモートの勤務をスムーズに行えるようになったそうです。

    Remoguを運営するLASSICのマスコット「らしっくま」も沖縄へ

    どこにいても仕事ができるリモートワークで、理想のキャリアを描き出せた

    入社してからワークライフバランスを保った働き方ができるようになった藤江さん。仕事と育児の両立がしやすく、奥様と「転職して本当によかったね」とよく話しているそうです。育児がしやすい理由は、フルフレックスとフルリモートだけではありません。

    「会社には育休を取得している男性社員がたくさんいます。僕が所属していた開発グループでは、7名のうち3名は子育て経験者、また、今年の10月から育休に入る方もいます。全社的に子育てへの理解があるんです。」

    男性の育休取得はまだ浸透していない会社も少なくありません。転職活動で要望に合った企業選びを行ったことで、しっかり育児に時間を割ける働き方を実現できました。

    「沖縄は他の都道府県に比べると、IT企業が少ない。東京水準の給料をもらうのも難しいのが現実です。ほかの転職媒体やエージェントもたくさん活用していましたが、ほぼ未経験でのエンジニア採用でフルリモート勤務が可能な企業はなかなかありませんでした。そんな中で、企業理念などの価値観にも共感できる条件に合った企業とのご縁をいただけたのはRemoguキャリアあってこそ。沖縄に限らず、幅広い転職活動をしてよかったと思います。エンジニアとして働く友人にもRemoguキャリアを勧めたいですね。」

    家族に支えられながら安心して子育てができる沖縄で、これからも働き続けたいと笑う藤江さん。まずはフロントエンジニアとしての実力をつけながら、よりUXを最適化するために、デザインや機能の要件定義ができるUXエンジニアを目指し、サービスを飛躍させたいと語ります。

    今後もRemoguは、藤江さんの<未来の選択>がより豊かになるよう、サービスの質を高め、仕事探しのパートナーとして寄り添い続けてまいります。