宮城のエンジニア案件、地元だけで探していませんか?フルリモートで東京の単価で働く方法

仙台の朝は静かです。松島の海が見えるマンションで、着替えもせずにPCを開く。画面の向こうには東京のクライアント、手元には宮城の暮らし。そんな日常が、今のエンジニアには現実として存在しています。
宮城県の推計人口は2025年時点で約224万人(令和6年10月1日現在、宮城県統計課)。仙台市を中心にIT企業も集積していますが、東京と比べると地域内の案件数には差があります。「地元で稼ぐか、東京に出るか」――そう悩んでいたのは、リモートワークが当たり前になる前の話でした。
経済産業省が公表した「IT人材需給に関する調査」(2019年3月)では、2030年に最大約79万人のIT人材が不足すると試算されています。IT人材の需要は地域を問いません。東京のプロジェクトも、宮城にいるエンジニアに声をかけてくる時代になっています。
この記事では、宮城在住のフリーランスエンジニアが、地元を離れずに案件を広げるための選択肢を、データを交えてお伝えします。
【目次】
宮城のITエンジニア環境と「リモート化」が変えたこと
宮城県はIT産業に積極的な県のひとつです。宮城県公式サイトによれば、情報通信関連企業の立地促進奨励金制度を設け、デジタルビジネス推進セミナーの開催(2024年9月)や先進的AI・IoT活用ビジネス創出支援補助金(2023年度採択)など、継続的なデジタル産業振興策を打ち出しています(出典:宮城県公式サイト「IT企業支援」)。
一方で、仙台市を中心とした地域内のIT案件は、東京に比べると絶対数が限られるのが実情です。この「地域の壁」を突破したのが、リモートワークの普及です。
テレリモ総研(株式会社LASSIC運営)が2025年に実施した調査(n=1,009)では、リモートワーク経験者の51.8%が「出社回帰があれば転職を検討する」と回答しています(出典:テレリモ総研「働き方と転職意識に関する調査」2025年)。リモートで働けることは、もはや「あったらうれしい」ではなく「なければ動く」条件になっています。
宮城在住のエンジニアにとって、これは追い風です。東京拠点のクライアントが「フルリモート可」の案件を出す割合が増えれば、宮城からでも東京水準の報酬を狙えるからです。
宮城×リモートが成立する3つの変化
| 変化のポイント | 内容 | エンジニアへの影響 |
|---|---|---|
| IT人材需要の拡大 | 経済産業省試算で2030年に最大79万人不足 | 地方在住でも案件獲得のチャンスが拡大 |
| リモート文化の定着 | フルリモート可案件は出社回帰の流れの中でも一定数存在 | 住む場所を変えずに全国の案件にアクセス可能 |
| 宮城のIT支援強化 | 宮城県が情報通信関連企業立地促進奨励金を継続(宮城県公式) | 地域のIT基盤整備が進み、インフラ的な障壁が低下 |
出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年)、テレリモ総研「働き方と転職意識に関する調査」(2025年)、宮城県公式サイト「IT企業支援」
宮城在住フリーランスエンジニアの報酬相場

「東京に出なければ稼げない」――この思い込みは、フリーランスになることで大きく変わります。重要なのは、勤務地ではなくスキルと案件単価だからです。
Remogu(株式会社LASSIC運営)が公表している「フリーランスエンジニアの報酬相場調査2024年版」のデータをもとにすると、主要職種の月単価は次のようになっています。
| 職種 | 月単価目安 | 年収換算(目安) | リモート対応性 |
|---|---|---|---|
| Webエンジニア(フロントエンド) | 50〜70万円 | 600〜840万円 | 高 |
| バックエンドエンジニア | 55〜80万円 | 660〜960万円 | 高 |
| インフラ・クラウドエンジニア | 60〜90万円 | 720〜1,080万円 | 高 |
| AIエンジニア・データサイエンティスト | 70〜100万円 | 840〜1,200万円 | 高 |
| プロジェクトマネージャー(PM) | 65〜95万円 | 780〜1,140万円 | 中〜高 |
出典:Remogu「フリーランスエンジニアの報酬相場2024年版」/年収換算は月単価×12ヶ月の概算。実際の報酬は案件・スキル・稼働率により異なります。
これらの数値は宮城在住でも同様に目指せる水準です。リモート案件であれば、クライアントの所在地に関わらず、スキルと実績で単価が決まります。
地元で「普通」とされていた報酬水準が、必ずしも市場の上限ではないことがわかります。
宮城在住エンジニアが案件を取るための3つのステップ
「フリーランスになりたいけど、宮城にいて本当に案件が取れるのか」という不安は、多くの地方エンジニアに共通しています。では実際に、どう動けばよいのでしょうか。
ステップ1:スキルの棚卸しと市場価値の確認
まず自分のスキルが、リモート案件市場でどのように評価されるかを把握します。需要の高い領域は、クラウド(AWS・GCP・Azure)、AI・機械学習、セキュリティ、モダンなWebフレームワーク(React、Vue、Next.js等)です。
特に宮城出身・在住エンジニアに多い「地方SIer経験者」の場合、要件定義から上流工程の経験を持つ方が多く、これはリモートのフルスタック案件やPM案件で高く評価されます。「自分のスキルは地方向けだから」と思い込む前に、東京水準で評価してみることが出発点です。
ステップ2:リモート対応のエンジニアマッチングサービスに登録する
宮城在住エンジニアが地元を出ずに全国の案件にアクセスするには、リモート案件に特化したエンジニアマッチングサービスの活用が現実的です。
Remoguは、リモートワーク案件に特化したフリーランスエンジニアマッチングサービスです。公開案件数3,790件のうち1,428件がフルリモート対応となっており(掲載件数は変動します)、フルリモートとハイブリッド(一部出社)の両方から選べます。宮城在住のエンジニアが「拠点を変えずに稼ぐ」という目的には、こうした選択肢が直接的に対応します。
ステップ3:ポートフォリオとGitHubを整備し、「見える実績」を作る
リモート案件では対面でのアピールができないぶん、文書化された実績と技術スキルの可視化が重要です。GitHubのコード・技術ブログ・過去案件の成果物サマリーを整えることで、「この人に頼める」という印象を初回コンタクト時に与えられます。
宮城在住であることは、案件獲得の障壁にはなりません。むしろ「東京より生活コストが低い」という面では、同じ月単価でもQOL(生活の質)が東京より高くなるケースもあります。
【比較】宮城在住フリーランス vs 東京常駐フリーランス

宮城在住のリモートフリーランスは、月単価50〜100万円と東京常駐(55〜110万円)より若干低いですが、家賃が仙台市内6〜10万円と東京23区の12〜18万円と比べて約半額以下に抑えられます。通勤時間はゼロで生活コスト全般が低く、家族・地域とのつながりも維持しやすいです。
一方、東京常駐は単価が高い反面、家賃・交通費の負担が重く、毎日60〜90分の通勤による疲労も生じやすいです。
収入よりも生活の質やコストパフォーマンスを重視するなら、宮城リモートに優位性があります。
| 比較項目 | 宮城在住リモートフリーランス | 東京常駐フリーランス |
|---|---|---|
| 月単価 | 50〜100万円(案件による) | 55〜110万円(案件による) |
| 家賃(目安) | 仙台市内:6〜10万円程度 | 東京23区:12〜18万円程度 |
| 通勤時間 | ゼロ(在宅) | 平均60〜90分/日(首都圏平均) |
| 生活コスト | 低い(食費・交通費・家賃すべて) | 高い(特に家賃・交通費) |
| 家族・地域とのつながり | 維持しやすい | 距離が生じやすい |
| 自由時間の質 | 通勤・移動コストゼロで高い | 通勤疲労・家賃負担で下がりやすい |
出典:家賃目安は各種住宅情報サービスの公開データ(編集部調べ、2025年時点)。月単価はRemogu「フリーランスエンジニアの報酬相場2024年版」をもとに作成。
宮城在住エンジニアが特に狙いたい案件の種類
案件選びのポイントは「スキルの強みをリモートで発揮できるか」という一点です。宮城在住エンジニアが特に積極的に検討したい案件の種類を整理します。
| 案件カテゴリ | 月単価目安 | リモート対応度 | 宮城エンジニアとの相性 |
|---|---|---|---|
| Webアプリ開発(フロント/バック) | 50〜80万円 | ◎ フルリモート多数 | ◎ スキル次第で即参画 |
| クラウドインフラ設計・構築 | 65〜100万円 | ◎ フルリモート多数 | ◎ 上流経験者に有利 |
| DX推進支援・PMO | 60〜95万円 | ○ ハイブリッド多め | ○ SIer経験者に有利 |
| AI・データ分析 | 70〜110万円 | ◎ フルリモート多数 | △ 専門スキル要 |
| セキュリティエンジニア | 65〜90万円 | ○ ハイブリッド多め | ○ 資格保有者に有利 |
出典:Remogu「フリーランスエンジニアの報酬相場2024年版」をもとに編集部作成
特に宮城出身エンジニアに多い「地方SIer出身」のプロフィールは、要件定義・設計・顧客折衝の経験が豊富なケースが多く、単なるコーダーとは異なる上流工程対応力として評価されます。これはDX支援案件やPMO案件で強い武器になります。
宮城在住エンジニアがフリーランスに移行する前に確認したいこと

フリーランスへの移行は、報酬面だけでなく税務・保険・契約管理など複数の側面があります。宮城在住の場合に特に確認しておきたいポイントをまとめます。
確認事項1:国民健康保険・国民年金の切り替え
会社員からフリーランスになると、健康保険は「任意継続保険」か「国民健康保険」に切り替わります。国民年金の納付も必要になります。仙台市など宮城県内の自治体窓口で手続きが可能です(仙台市公式サイト参照)。
確認事項2:確定申告と税務の準備
フリーランスは毎年確定申告が必要です。青色申告を選択することで最大65万円の特別控除が受けられます。宮城税務署・仙台北税務署など管轄の税務署に相談するか、会計ソフト(freee・マネーフォワード等)の活用が現実的です。
確認事項3:フリーランス新法(2024年11月施行)の把握
2024年11月1日に「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス新法)」が施行されました。業務委託契約における書面交付義務・報酬支払期日の明確化・ハラスメント対策義務などが企業側に課されており、エンジニア側にとっては権利保護の強化につながっています(出典:公正取引委員会・中小企業庁)。
フリーランス移行チェックリスト
| 確認項目 | 参照先 | |
|---|---|---|
| □ | 現在のスキルの市場評価を調べる | Remoguで案件相場を確認 |
| □ | 健康保険・年金の移行先を確認する | 仙台市・各市区町村窓口 |
| □ | 確定申告の方法(青色・白色)を決める | 宮城税務署・会計ソフト |
| □ | 業務委託契約書のひな形を確認する | フリーランス新法・公取委サイト |
| □ | GitHubとポートフォリオを整備する | 自作またはNoteなどに公開 |
| □ | リモート案件マッチングサービスに登録する | Remogu(remogu.jp) |
まとめ:宮城にいるから、できる選択がある
「東京に出ないと、エンジニアとして稼げない」。そう思っていたとしたら、少し立ち止まって考えてみてください。
IT人材不足は2030年に最大79万人に達するという試算があります(経済産業省「IT人材需給に関する調査」2019年)。この需要は、東京のオフィスを越えて、宮城のPC画面にも届いています。テレリモ総研の調査(2025年、n=1,009)では、リモートワーク経験者の51.8%が出社回帰で転職を検討すると回答しています。リモートで働けることは、現代のエンジニアにとって報酬と同じくらい大切な条件になっています。
宮城の暮らしには、仙台の街の豊かさがあります。松島・蔵王・牡鹿半島――仕事の外に豊かな時間が待っている地域に住みながら、東京のプロジェクトに貢献する。それは「妥協」ではなく、むしろ上手な選択です。
「仙台に住む、という選択が、報酬を下げなくていい時代になった」。
宮城在住のエンジニアにとって、この言葉が現実のものになっているかどうか、Remoguで案件を見てみることが、最初の一歩になります。
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Remoguは、株式会社LASSICが運営する、ITエンジニアに特化したフルリモートワークの案件サイト(エージェントサービス)です。90%以上の案件がフルリモート可能で、地方在住者や副業・フリーランスが、場所にとらわれず東京などの都市部の高単価案件を獲得できるのが特徴です。
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この記事のポイント
・宮城在住のフリーランスエンジニアは、リモートで全国の案件を受注することで東京水準の報酬(月単価50〜100万円)を目指せます。
・IT人材不足は2030年に最大79万人(経済産業省試算)。地方在住エンジニアへの需要は確実に高まっています。
・リモートワーク経験者の51.8%が出社回帰で転職を検討(テレリモ総研調査2025年)。フルリモート可の案件需要は継続的に存在します。
・宮城ならではの生活コストの低さ・QOLの高さは、東京常駐と比較しても大きなアドバンテージです。
■ Remoguについて
Remogu(リモグ)は、株式会社LASSIC(ラシック)が運営するリモートワーク案件特化のフリーランスエンジニアマッチングサービスです。公開案件3,790件のうち1,428件がフルリモート対応で(掲載件数は変動します)、宮城をはじめとした地方在住のエンジニアが、住む場所を変えずに全国の案件にアクセスできる環境を提供しています。
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参考出典・データ一覧
1. 宮城県公式ウェブサイト「宮城県推計人口(年報)」令和6年10月1日現在
3. 経済産業省「IT人材需給に関する調査 調査報告書」(2019年3月)
4. テレリモ総研(株式会社LASSIC運営)「働き方と転職意識に関する調査」(2025年実施、n=1,009)
5. テレリモ総研「テレワークのメリット・デメリット2024年版」(n=1,001)