在宅で活躍するフリーランスエンジニア!案件獲得方法や働き方は?
昨今の働き方改革の影響もあり、在宅でも働きやすい職種として「フリーランスエンジニア」は高い人気があります。とはいえ、在宅で長く働く上ではメリットだけでなくデメリットも生じますし、働く環境を整えたりキャリアアップの戦略を描いたりと、積極的な工夫も必要です。
本記事では、フリーランスエンジニアが在宅で働く際に求められる要素をご紹介します。成功の秘訣にも直結する内容なので、今後在宅で働こうと考えている方や現在在宅ワークに悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
在宅フリーランスエンジニアとは
在宅フリーランスエンジニアとは、文字通りフリーランスエンジニアで、なおかつ自宅を仕事場にして働くリモートワーカーを指します。同じフリーランスでも、客先に出勤する「常駐型」と比較される働き方です。
「2025年の崖」が迫る中、引く手あまたのIT人材。コロナ禍によって多くの企業でリモートワークが実施されたことや、特にシステム開発やWeb・アプリ開発などが在宅勤務に向いている傾向を踏まえると、在宅フリーランスエンジニアのニーズは今後高まっていく可能性が高いでしょう。
在宅ワークのメリットとデメリットの理解
エンジニアが在宅ワークで働くメリットは、集中してコーディングなどの作業をしやすい点です。常駐型の場合は社内のメンバーから声をかけられる、急遽別のタスクや打ち合わせが入るなど、作業に集中できないケースがあります。
また、通勤がない分時間に余裕ができますし、飲み会やイベントなど、対面での行事を通した人間関係の構築に悩む必要もありません。
一方のデメリットは、メリットの裏返しです。在宅ではプロジェクトメンバーと気軽なコミュニケーションを取りづらく、作業でわからないことや問題が発生しても、「隣のデスクの人にちょっと相談する」といった動き方はできません。
チャットやメールのテキストコミュニケーションでは即座にレスポンスが来るとは限りませんし、「5分で済む質問のためにわざわざオンライン会議をお願いするのは……」と気後れしてしまうケースもあるでしょう。
人間関係が希薄になり、人によっては孤独を感じやすいのもデメリットです。
在宅フリーランスエンジニアに求められるスキルセットと習得方法
在宅で働くことを決めた場合、エンジニアとしてどのようなスキルが必要になるのでしょうか。以下では在宅ワークで必須とも言えるスキルと、その習得方法についてご紹介します。
最低限必要なスキル3選
(1)在宅に適したエンジニアとしてのスキル
同じエンジニアでも、持っているスキルによって在宅の向き・不向きは変わってきます。例えばPythonやJava、Ruby、PHPなど人気言語のプログラミングスキルや、AWS、GCPなどクラウドの設計・構築スキルなどは、ニーズが高く在宅でも働きやすい傾向です。
一方、オンプレミスのインフラ系スキルやレガシーなプログラミング言語、または組み込み系のスキルなど、自宅作業が難しい分野の専門スキルだけを持っていても、在宅で働くのは難しくなります。
(2)セルフマネジメントスキル
出社をすると規定の時間内に与えられたタスクをこなすことになりますが、在宅の場合は時間的拘束が発生する契約でない限り、いつ作業をするのも個人の自由です。
その分、つい怠けて作業が遅れてしまわないよう、セルフマネジメントスキルは必須です。スケジュールを立て、いつ、なんの作業をどの程度まで進めるのか、しっかり自分で管理しなければなりません。
(3)コミュニケーションスキル
遠隔で働くからこそ、相手が言いたい意図を正しく汲み取り、自分の疑問や要望を伝えきるコミュニケーションスキルも欠かせません。
特に在宅では、チャットやメールを駆使することになります。文章でやり取りをするスキルも、かなり重要です。
まずは正確に自己評価し、スキルギャップを特定しよう
上記項目のようなポイントを把握したとしても、果たして自分のスキルセットが在宅ワークに向いているのかどうか、なかなか正確な判断はしづらいものです。在宅で働く前に一度自分のスキルを棚卸しして、客観的に自己評価してみましょう。
ただし、セルフマネジメントスキルやコミュニケーションスキルは定性的な内容でもあるため、もし自分で評価が難しい場合は、エージェントに頼るのも一手です。第三者の目線から見て、スキルギャップがないかどうか特定しましょう。
新たなスキルを習得するには?
自分のスキルギャップが明確になったら、在宅ワークに向けてスキルを身に付けていきましょう。
新しい技術を習得する場合、多くのエンジニアは書籍を読んだり講座を受講したりして、スキルアップに努めています。
セルフマネジメントやコミュニケーションスキルを磨く場合は、いきなりフリーランスになるのではなく、副業で少しずつ在宅ワークに必要な能力を身に付けていくのがおすすめです。実戦の中で反省点が見つかったら、都度振り返ってPDCAを繰り返すのも忘れないようにしましょう。
クライアント獲得と案件の受注方法
いざ、在宅の案件を獲得しようと思っても、やみくもに案件を探すだけでは上手くいきません。
適した方法を選び、しっかりと案件受注に向けた準備をしておきましょう。
適したプラットフォームを選ぶ
在宅案件を獲得する方法は、大きく3つあります。
一つは、クラウドソーシングを利用すること。もう一つは、フリーランス専門のエージェントを利用する方法です。最後に人脈を駆使する方法もありますが、必ずしも在宅案件を紹介してもらえるとは限らないため、確実に在宅で働くのならまずは前者2つの方法で探すのがおすすめです。
在宅案件に特化したフリーランスエージェントもあります。「Remog(リモグ)」もその一つなので、自分のニーズに合わせたプラットフォームを選びましょう。
案件獲得にはスキルシートの作成が重要
スキルシートとは、自分が身に付けた技術や過去の経験をアピールするための資料です。いわば職務経歴書のようなもので、案件に応募する際、企業側が採用の可否を決めるための判断基準になります。
充実したスキルシートを作成すれば案件に採用される可能性が高くなるため、おろそかにせずしっかり作り込みましょう。
案件を継続的に獲得することを意識する
フリーランスエンジニアとして安定的に案件に入り続けるためには、プロジェクトの終わる2ヶ月〜3ヶ月前くらいに新しい案件を探し始めることが重要です。そのくらい前からちゃんと動けるかが「安定して収入を得られる人、収入が途切れてしまう人」の分かれ道になります。理想的な案件に巡り出会うためには準備をする仕込み期間もとても大切だからです。
案件が途切れてしまう時期を作らないためにも、稼働している案件の契約期間が終了する2ヶ月〜3ヶ月前から次の案件を探し始めましょう。
クライアントコミュニケーションのコツを押さえる
案件獲得でもう一つ重要なのが、クライアントコミュニケーションです。案件に対してクライアントが何を求めているのか要望を的確にヒアリングし、時には提案書などを作成してプレゼンを行います。
こうしたコミュニケーションを通して信頼を構築し、「ただ単にタスクをお願いする人」ではなく、「一緒に開発をするパートナー」として認識してもらえれば、案件継続もしやすくなるでしょう。
在宅ワーク効率化のための3つのポイント
在宅の場合は、出社時とは異なる働き方の工夫が必要になります。効率的に仕事を進められるよう、ポイントを押さえておきましょう。
効果的な在宅ワークツールを使う
在宅でエンジニアの仕事をこなすために最低限必要なのは、作業を滞りなくこなすためのスペックを持ち合わせたPCや端末です。その上でコミュニケーションには、SlackやChatwork、Microsoft Teams、Zoomなどのツールを駆使しましょう。
例えばSlackには、気軽に相手とオンライン会議をできるハドル機能などがあります。リモートでもスムーズなコミュニケーションが取れるよう、主要な機能は使いこなせるようにしておきましょう。
プロジェクトとタスク管理のベストプラクティスを探る
在宅ワーカーは、常に一つのプロジェクトだけに集中できるとは限りません。複数の案件を抱えるケースも想定して、プロジェクトやタスク管理のための方法も用意しておきましょう。Google TodoやBacklog、Trello、Notionなど、自分に合ったツールを活用し、自分なりのベストプラクティスを探るのが肝要です。
集中できるホームオフィスの環境を作る
自宅をオフィスにする以上、集中して快適に仕事をするための環境づくりもおろそかにはできません。
例えば健康維持の観点で、立ったまま作業をするスタンディングワークを導入している人もいます。自分で昇降デスクを用意すれば、立ち・座り両方のスタイルで仕事ができて便利です。自宅の中で定期的に場所を変えて仕事をしたい人は、簡易的なパソコンテーブルを用意するのもいいでしょう。
観葉植物やアロマポットを置く、椅子にこだわってみるなど、自分がリラックスできるようなアイテムを取り揃えるのもおすすめです。
フリーランスとして成功しキャリアを発展させるために
在宅かどうかを問わず、フリーランスエンジニアが悩むのが将来のキャリアです。同じような案件を受注し続けているだけではなかなかエンジニアとして成長できず、収入アップも期待できません。
キャリアを発展させるためには何が必要なのか、普段から考えておく必要があります。
成長戦略を描く
まずは、自分が将来的にどんなエンジニアとして活躍したいのか、成長戦略を描きましょう。企業のように決められたキャリアステップがあるわけではありませんから、磨きたい技術や取り組んでみたい分野も、自分で自由に決められます。
3年、5年、10年先に自分がどんな仕事をしていて、そのためにどんなスキルが必要なのか、細かに想像していきましょう。
効率的なタイムマネジメントが鍵
成長戦略を描いたとしても、日々の仕事に追われて時間的余裕がない中では、なかなかスキルアップはできません。在宅で出勤がないという大きなメリットがあるからこそ、時間を効率的に使って空き時間は勉強に充てるなど、タイムマネジメントができるように工夫しましょう。
セルフブランディングを忘れない
成長戦略に沿ってキャリアを発展させていくためには、セルフブランディングも欠かせません。SNSやブログなどのメディアを通じてエンジニアとしての自分を外部に発信するのも、立派なブランディングになります。
受注する案件も、極力自分のスキルアップやPRできる実績になるようなものを選ぶと、将来的な仕事へとつなげやすくなります。
まとめ
在宅ワークが身近なものとなっている今、在宅フリーランスエンジニアは一定以上の活躍がしやすくなっています。企業側もIT人材の不足を補うために、今後積極的にフリーランスエンジニアを採用すると考えられます。
そんな在宅フリーランスエンジニアとして活躍し続ける上で特に重要なのは、キャリアや働き方まで全て自分で描くことです。その上でスキルを磨いたり仕事環境を整えたりするなどの努力・工夫を積み重ねていけば、より自分らしい在宅ワークも実現できるでしょう。