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    フルリモートエンジニア案件の探し方|2026年最新4ルート

    フルリモートエンジニア案件の探し方と二極化の現状を解説するアイキャッチ画像

    「フルリモートの案件、最近ぜんぜん見ませんね」

    ある勉強会の懇親会で、Pythonを書いている方からそう言われたのは、つい先日のことです。コロナ禍を経て一度は当たり前になった在宅勤務。ところが2024年あたりから「出社回帰」という言葉が増え、求人検索画面の「フルリモート」のチェックを外す方も増えてきました。本当にフルリモートのエンジニア案件は消えたのでしょうか。データを当たってみると、答えは思っていたのと、少し違っていました。

    目次

    1. エンジニアのリモートワークは、いま日本でどう変化しているのか

    フルリモートエンジニア案件の市場動向——二極化と下げ止まりを示す図解

    フルリモートのエンジニア案件は消えたのではなく、「条件で二極化」しています。令和6年度テレワーク人口実態調査によると、雇用型テレワーカーの割合は24.6%でコロナ流行前より高い水準を維持しており※1、案件そのものが消えたわけではありません。「全社員出社」へ揺り戻した企業と、「全社フルリモート前提」のスタートアップに分かれつつあり、探す場所を間違えると見つかりません。

    雇用型テレワーカーの割合は、令和6年度(2024年10月調査)で24.6%。令和5年度の24.8%とほぼ横ばいで、コロナ流行前よりも高い水準を維持しています※1。「テレワークは終わった」というイメージとは、少し違う数字です。総務省の令和6年通信利用動向調査では、テレワークを導入している企業の割合が47.3%。前年の49.9%から2.6ポイント低下しましたが、おおよそ2社に1社が制度として継続している計算です※3

    指標 令和5年度 令和6年度 変化 出典
    雇用型テレワーカー割合(全国) 24.8% 24.6% -0.2pt 国土交通省※1
    首都圏の雇用型テレワーカー割合 約4割 約4割 横ばい 国土交通省※1
    テレワーク導入企業の割合 49.9% 47.3% -2.6pt 総務省※3
    週1〜4日テレワーク(ハイブリッド) 定着 定着 国土交通省※1

    雇用型テレワーカー割合は0.2ポイント減と微減ですが、コロナ前との比較では依然として高い水準です。首都圏では引き続き約4割の水準を維持しており、エンジニアの主戦場である首都圏案件は地方からのリモート参画の余地が残っています。出社回帰の報道のイメージほど、数字は急減していないという点が重要なポイントです。

    出典:国土交通省「令和6年度テレワーク人口実態調査」※1・総務省「令和6年通信利用動向調査」※3をもとに編集部作成。

    また、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」では、2030年に最大約79万人のIT人材が不足すると試算されています※4。厚生労働省の有効求人倍率を見ても、2025年11月の「情報処理・通信技術者」は1.43倍で、全体の1.12倍を上回りました※5。雇い手より、書き手のほうが足りない。「出社できる人だけ採用したい」と言える余裕は、企業側にあまりありません。

    2. フルリモートエンジニア案件の探し方|4つのルートと向き不向き

    フルリモートエンジニア案件の4つの探し方を示す図解

    フルリモート案件の探し方は、大きく4つのルートに分かれます。それぞれ向き不向きがあり、自分の状況に合わせて使い分けるのが現実的です。

    📋 4つのルートと向いている人

    • ルート1:フリーランスエージェント:業務委託でフルリモート案件を探す場合に最も再現性が高いルートです。媒体に出ない案件にもアクセスでき、営業が苦手・単価交渉の相場感がない・契約書を任せたい方に向いています。月単価60〜100万円が中心、データサイエンス・機械学習・クラウドアーキテクト・SRE領域は120万円超も確認できました(編集部調べ)
    • ルート2:求人サイト・転職サイト(正社員):転職サイトの「フルリモート」フィルターを使います。ただし「リモート可」と書かれていても参画後に出社日数が増えるケースがあるため、応募時に出社日数の運用実績を確認することが重要です
    • ルート3:クラウドソーシング・スキルシェア型:案件単価は低めの傾向がありますが、副業や週2〜3日の稼働には向いています。実績ゼロから始めたい方や、本業を持ったうえで小さく副業を試したい方はまずここで実績を積む選択肢もあります
    • ルート4:技術コミュニティ・SNS・直接契約:GitHub・X(旧Twitter)・技術カンファレンス・勉強会のSlackなど。マージンが入らないため単価は最も高くなる一方、契約書の整備や請求業務は自分で行う必要があります
    ルート 主な対象 単価感の傾向(編集部調べ) 向いている人 主な留意点
    フリーランスエージェント 業務委託 月60〜120万円 営業を任せたい・契約をプロに見てもらいたい 手数料がかかる
    求人サイト(転職エージェント含む) 正社員 年収500〜1,000万円超 安定収入と福利厚生を取りたい 出社日数の運用確認が必要
    クラウドソーシング 業務委託・副業 案件単価1万〜数十万 実績ゼロから始めたい 単価の上限が低め
    技術コミュニティ・直接契約 業務委託 月50〜150万円 営業ができる・契約書を自分で見られる 請求・契約管理を自分で行う

    重要なのは「どれが優れているか」ではなく「自分の状況に合うのはどれか」という視点です。経験3年未満の方はエージェント、5年以上の方はエージェントと直接契約の併用、副業から始めたい方はクラウドソーシング、というのが一つの目安です。

    出典:編集部が複数のフリーランスエージェント公開データ・求人媒体公開データを2026年1月時点で集計した目安。

    3. 「フルリモート」と書いてあるのに、実はそうではない。を防ぐ確認項目

    フルリモート案件で起こりやすいトラブルは、参画する前と参画後の「条件のズレ」です。求人票・案件票には書かれていない部分の確認が、後悔を減らします。

    📋 案件票で必ず確認したい5項目

    • 出社の頻度と理由(キックオフだけか、月1か、トラブル時か)
    • コアタイムの有無と時間帯
    • 使用ツールとセキュリティ要件(VPN・貸与PC・自宅環境の条件)
    • 業務委託の場合は契約形態(請負か準委任か)
    • 報酬の支払い条件(月末締め翌月末払いか、その他か)

    ⚠️ フリーランス新法で変わった「明示義務」(2024年11月施行)

    • 2024年11月1日施行のフリーランス新法により、業務委託でフリーランスに発注する事業者には取引条件の書面・電子データでの明示報酬の60日以内支払いなどが義務付けられました※2
    • 口約束で参画してしまうと、報酬や業務範囲でもめる原因になります。発注書または契約書を必ず受け取ることが最低限の防衛線です
    • フルリモート案件でも、クライアントから細かい労働時間の管理や直接の指揮命令を受けると偽装請負と判断されるリスクがあります。業務委託では業務の進め方はクライアントと協議しながら自身で決める、という前提を確認しておきましょう

    4. 地方在住でも、首都圏単価のフルリモート案件は取れます

    地方在住のエンジニアが直面する壁は、案件数の少なさよりも、「首都圏単価の案件にアクセスする経路の少なさ」のほうです。地元の案件だけを見ていると、単価レンジが首都圏より20〜30%低いことも珍しくありません(編集部調べ)。

    観点 地元案件のみ フルリモートで首都圏案件 出典・備考
    月単価レンジ(経験5年) 40〜70万円 60〜100万円 編集部調べ(2026年1月)
    案件のテック領域 レガシー寄りが多い モダンスタック・クラウド・AI寄りが多い 編集部調べ
    生活コスト 低い(家賃・物価) 低い(地元のまま) 総務省統計局家計調査参考
    通勤時間 短い〜ゼロ ゼロ

    地方の生活コストを保ったまま首都圏単価の案件に参画できる構造は、フルリモートの最大の利点です。地方移住・Uターンを検討する方にとって、収入を維持したまま住環境を変えられる現実的な手段になります。国土交通省の調査でも、首都圏の雇用型テレワーカー割合は約4割で推移しており※1、首都圏企業が地方在住者をリモートで受け入れる土壌は維持されています。

    出典:編集部が2026年1月時点でフリーランスエージェント複数社の公開案件データを集計した目安。生活コストは総務省統計局家計調査の地域差を参考にしています。

    5. エージェントを使うときの「効く」探し方

    フリーランスエージェントを効果的に使うためのポイントを示す図

    エージェントを使う場合、登録だけして待つのではなく、初回面談で3つを伝えるのが結果を左右します。

    📋 初回面談で必ず伝える3点

    • 過去の経験スタック(言語・フレームワーク・規模)を、書ける範囲で具体的に
    • NG条件(出社必須・夜間対応必須・深夜稼働など)を最初に伝える
    • 希望単価のレンジ(最低ラインと希望ライン)を数字で

    ✅ エージェント選びで確認したい4つの観点(編集部調べ)

    • リモート案件比率の高さ(フルリモート専用に絞れるか)
    • 案件企業と直接契約しているか(多重下請けは単価が下がる)
    • 専任担当の有無(案件提案からアフターフォローまで一貫しているか)
    • 業界経験・テック領域の専門性(要件を読み取れる担当者か)

    直接契約の比率が高いエージェントを選ぶと、中間マージンが抑えられ、結果的に手取り単価が高くなる傾向があります。

    6. まとめ

    「どこに住むか」を、案件側に決めさせない。これが、フルリモートで働くということです。

    📋 この記事のポイント

    • フルリモートのエンジニア案件は、雇用型テレワーカー24.6%という下げ止まり水準のなかで、二極化しながら残っています※1
    • 探し方は、フリーランスエージェント・転職サイト・クラウドソーシング・直接契約の4ルート。自分の状況に合うものを選びます
    • 案件票では出社頻度・コアタイム・契約形態・支払い条件など5項目を必ず確認します
    • 業務委託の場合は2024年11月施行のフリーランス新法で明示義務が課されています。発注書・契約書の受領は最低ラインです※2
    • 地方在住のまま首都圏単価の案件に参画する道は、フルリモートで残っています

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    Remoguは、株式会社LASSICが運営するリモートワーク案件に特化したフリーランスITエンジニア向けのエージェントです。
    プライム(一次請け)のシステムインテグレータとして、地方在住のエンジニアと首都圏案件のリモート参画をマッチングしています。

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    7. よくある質問(FAQ)

    Q1. フルリモートのエンジニア案件は、未経験でも見つかりますか?

    未経験での「フルリモート即参画」は厳しいのが現状です。エージェント案件の多くは実務経験2〜3年以上を条件としています(編集部調べ)。未経験から目指す場合は、まずは出社・ハイブリッドの正社員として実務経験を1〜2年積み、その後に業務委託のフルリモートに移行する流れが現実的です。

    Q2. フルリモート案件の単価相場はどれくらいですか?

    業務委託のフルリモート案件で、経験5年前後のエンジニアは月60〜100万円が中心レンジ、上流工程やデータサイエンス・SREなど高需要領域は120万円以上の案件も見られます(編集部調べ、2026年1月時点)。経験年数・テック領域・上流関与度の3つで単価が変わります。

    Q3. 地方在住でもフルリモート案件に参画できますか?

    可能です。国土交通省の調査によると、首都圏の雇用型テレワーカー割合は約4割で推移しており※1、首都圏企業が地方在住者をリモートで受け入れる土壌は維持されています。Remoguのようにリモートワーク案件に特化したエージェントを使うと、地方からの参画前提で案件を提案してもらえます。

    Q4. フリーランス新法の施行で、何が変わりましたか?

    2024年11月1日以降、フリーランスに業務委託で発注する事業者は、取引条件の書面・電子データでの明示、報酬の60日以内支払いなどが義務付けられました※2。エンジニア側としては、発注書・契約書を必ず受領し、業務内容と支払い条件を確認することが安全装置になります。

    出典・参考情報

    ※1 国土交通省「令和6年度テレワーク人口実態調査—調査結果」(2025年3月公表)
    ※2 政府広報オンライン「フリーランスが安心して働ける環境づくりのための法律、2024年11月からスタート!」
    ※3 総務省「令和6年通信利用動向調査報告書(企業編)」(2025年5月公表)
    ※4 経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年公表)
    ※5 厚生労働省「一般職業紹介状況」2025年11月分(情報処理・通信技術者の有効求人倍率)