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    「AIがVBAを書いてくれるなら人間は不要」という意見は本当?——生成AI時代にむしろ求められるようになったVBAエンジニアの役割

    VBAフリーランスの報酬相場案件傾向スキルロードマップ2026年最新版

    この記事でわかること

    • VBAフリーランスの2026年最新の報酬相場と、スキルレベル別の案件傾向
    • 初心者からエキスパートまで実践できるスキルロードマップと、AI時代に必要な技術の深掘り
    • VBAの将来性と、Pythonやクラウド技術と組み合わせた単価アップ戦略
    • リモートワーク案件の獲得方法と、Remoguを活用したキャリア設計の具体像

    Excelを開けば、そこにあります。VBA(Visual Basic for Applications)は、日本中の企業に静かに根を張った、最も「実務に近い」プログラミング言語の一つです。派手さはありませんが、業務自動化の現場では今も確実に必要とされています。ただ、「VBAだけで食べていけるのか」という問いに、多くのエンジニアが答えを探し続けています。この記事では、VBAフリーランスとしての報酬相場・案件の実態・スキル深掘りのロードマップを、2026年の最新動向をふまえて解説します。

    この記事のポイント

    • VBAフリーランスの月額報酬は経験年数と掛け合わせスキルで30〜80万円超まで幅があります。単体ではなく「VBA+α」の設計が収益の鍵です。
    • 2026年時点で業界別最高単価はヘルスケア系の91.3万円。AI・RPA連携案件では単価がさらに上振れする傾向が見られます。
    • Remoguでは公開案件3,790件中、フルリモート案件が1,428件掲載されています(2026年時点)。VBAエンジニアもリモートで東京案件に参画できます。

    VBAフリーランスとは? 報酬・案件の概要

    VBAフリーランスとは、Microsoft Excel・Access・Word・Outlookなどのアプリケーションをプログラムで自動化・拡張する業務を、フリーランスとして請け負う働き方です。月額報酬の相場は経験年数・担当フェーズ・掛け合わせスキルによって異なり、おおむね30〜80万円の幅があります*1。VBA単体では上限が見えやすい一方、Python・SQL・RPAなど隣接スキルと組み合わせることで単価の天井が大きく上がります。

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    目次

    VBAフリーランスの報酬相場【2026年最新版】

    VBAフリーランスの報酬相場2026年最新版

    VBAフリーランスの報酬は、他のプログラミング言語と比べると「安定はしているが突き抜けにくい」という特徴があります。しかしそれは、VBAをどう組み合わせるかによって大きく変わります。

    経験年数別の月額報酬レンジ

    以下は各種エージェントの公開データおよび編集部調べに基づく、VBAフリーランスの経験年数別の報酬レンジです。実際の単価は、担当フェーズ・案件規模・稼働日数・掛け合わせスキルによって変動します。

    【表①】VBAフリーランス 経験年数別・月額報酬レンジの目安

    この表はVBAフリーランスの経験年数と月額報酬の関係を整理したものです。エントリーレベルでは作業系案件が中心となりますが、経験を積むほど要件定義・設計・AI連携などの上流工程に参画できるようになり、単価が大きく上振れする傾向があります。あくまで参考レンジとしてご活用ください。

    経験年数月額報酬レンジ(目安)主な担当フェーズ特徴
    1年未満10〜30万円ツール改修・小規模自動化副業・初案件獲得フェーズ。クラウドソーシング中心
    1〜3年30〜55万円新規ツール開発・保守運用継続案件を獲得しやすくなります。SQL併用で単価アップの可能性があります
    3〜5年50〜70万円要件定義〜運用まで一貫「VBA+Python」「VBA+RPA」の複合案件が増えます
    5年以上60〜80万円超設計・PM・AI連携を含む上流金融・ヘルスケア・コンサル系で高単価案件に参画できます

    参考:編集部調べ(2026年1月時点)

    業界別の平均単価傾向

    VBAの単価は業界によっても差があります。フリーランスHubが2026年1月時点で発表したデータによると、業界別の平均単価(月額)の上位3位はヘルスケア91.3万円、医療・福祉82.5万円、コンサル78万円となっています*2

    【表②】VBA案件の業界別平均月額単価(上位5業界)

    この表はVBA案件を業界別に分類し、月額単価の平均値を比較したものです。ヘルスケア・医療・コンサル系は専門業務知識と組み合わせたVBA活用が求められるため、単価が高い傾向にあります。自分のバックグラウンドと照らし合わせることで、狙うべき業界を絞り込む際の参考にしてください。

    順位業界月額平均単価(目安)
    1位ヘルスケア約91.3万円
    2位医療・福祉約82.5万円
    3位コンサル約78万円
    4位消費財約77.5万円
    5位SaaS約75.8万円

    出典:フリーランスHub「VBAのフリーランス案件・求人一覧」(フリーランスHub調べ、2026年1月時点)*2

    業界と担当フェーズを意識することで、同じVBAスキルでも報酬に大きな差が生まれます。金融・会計・ヘルスケア系のバックグラウンドをお持ちのエンジニアの方は、その業務知識自体がVBAスキルを何倍にも活かす武器になります。

    VBAエンジニアのスキルロードマップ|初心者からエキスパートまで

    VBAには「誰でも始められる」という入口の広さと、「本当に使いこなすには業務理解が要る」という深さが共存しています。ロードマップを意識することで、学習効率と案件獲得の両方に直結します。

    レベル1:基礎(3〜6ヶ月)

    最初のゴールは「Excelの繰り返し作業を自動化できる」状態です。VBAはMicrosoft Office製品に標準搭載されており、追加インストール不要で始めることができます*4

    • マクロの記録と編集:まずExcelの「マクロの記録」機能を使い、生成されたコードを読み解くことから始めます。
    • 変数・条件分岐・ループ:If文・For文・Do Whileを使いこなすことで、柔軟な自動化が実現します。
    • セル操作・シート操作の基本:Rangeオブジェクト、Worksheets、Workbooksを理解します。
    • エラー処理:On Error GoTo / Resume Nextで予期せぬエラーへの対応を実装します。

    学習リソースとして、Microsoft公式ドキュメント「Visual Basic for Applications(VBA)のリファレンス」が無料で公開されており、言語仕様の確認に活用できます*4

    レベル2:中級(6ヶ月〜2年)

    「業務の課題を自分で定義し、VBAで解決する」段階です。ここから案件獲得の現実的な扉が開きます。

    • ユーザーフォーム(UserForm)の作成:社内ツールとして使いやすいGUIを設計します。
    • クラスモジュール・カプセル化:コードの再利用性と保守性を高めます。
    • 外部ファイル操作:CSVの読み書き、PDFへの出力、フォルダ操作を習得します。
    • ADO(ActiveX Data Objects)によるデータベース連携:AccessやSQL Serverのデータを直接操作します。ここからSQLの知識が単価に直結します。
    • OutlookやTeams連携:メール自動送信・通知システムの構築など、業務全体を自動化するスコープに広がります。

    レベル3:上級(2〜5年)

    「VBAで設計し、他言語・クラウドと接続する」段階です。単価の天井がここで変わります。

    • API連携(HTTP通信・JSON解析):XMLHttpRequestを使ってWebAPIを呼び出し、外部サービスとデータ連携します。2026年時点では生成AIのAPIをExcelから呼び出す案件も増えています。
    • Python連携(xlwingsなど):大量データ処理・機械学習モデルとの接続をPythonで補完し、VBAとの役割分担を設計します。
    • RPA(Power Automate等)との設計統合:VBAが担う領域とRPAが担う領域を整理し、業務フロー全体を最適化します。
    • Power Query・Power Pivot との組み合わせ:ETLレイヤーをPower Queryで担い、VBAでアクション層を実装するアーキテクチャが2026年時点の主流の一つです。

    エキスパート(5年以上)

    「要件定義から運用設計まで」担えるエンジニアは、VBA単体の案件であっても月額80万円超の高単価案件に参画できます。求められるのは、コードを書く力以上に「業務を読む力」です。クライアントの業務フローを理解し、「何をVBAで解決すべきか」「何をVBAでは解決すべきでないか」を判断できるエンジニアは、どの業界でも不足しています。

    2026年の動向|AI・RPA・Pythonとの関係を整理する

    AIによるVBA開発の変化

    2026年現在、GitHub CopilotやChatGPT、Microsoft Copilotなどの生成AIは、VBAコードの自動生成・デバッグ支援に実用的なレベルで活用されています。変わったのは「コードを書く速度」です。ただし、AIが生成したコードを業務要件に合わせて修正・検証する「ビジネスロジックの理解力」は、むしろ人間に求められる役割として強まっています。

    Microsoft公式は、Excel内でPythonコードを実行できる「Python in Excel」機能を展開しており*5、2026年時点では「VBAからPythonへの移行支援」案件も生まれています。VBAエンジニアには、この移行プロセスを担う新しいポジションが開かれています。

    VBAとPython——競合ではなく役割分担

    「VBAはPythonに置き換えられる」という見方は、一面では正しく、一面では単純すぎます。実務では以下の役割分担が定着しつつあります。

    • VBAが適しているケース:既存のExcelファイルを操作する定型処理、社内セキュリティでインストール制限がある環境、Officeアプリ間の連携(OutlookとExcelの自動連動等)
    • Pythonが適しているケース:10万行超の大量データ処理、機械学習・データ分析との連携、WebスクレイピングやAPI呼び出しなど外部連携が多い処理

    両方を扱えるエンジニアは、クライアントに「どちらで実装すべきか」を提案できます。この「選択眼」を持つエンジニアは、単価交渉力が上がります。

    RPAとの共存

    Power Automate(Microsoft)やUiPath等のRPAツールと、VBAは競合ではなく補完関係にあります。RPAが苦手とする「条件分岐の複雑なロジック」「Excelデータの精密な加工」は引き続きVBAの強みです。RPAのフロー設計とVBAのデータ処理を組み合わせた「業務自動化の設計全体」を担えるエンジニアへの需要は、DX推進の文脈で2026年も継続して高まっています。

    VBAフリーランスの案件傾向とリモートワーク

    案件の種類と稼働スタイル

    • 単発・納品型:クラウドソーシング(ランサーズ等)でのツール開発。軽微な改修は数千円〜数万円、新規開発は10〜20万円が目安です。副業スタートやポートフォリオ構築に向いています。
    • 準委任契約(月額稼働型):週3〜5日の稼働で月額30〜70万円超が目安です。継続案件が多く、収入の安定化につながります。
    • 請負契約(プロジェクト型):要件定義から完成納品まで担います。単価は高いですが完成責任を負います。経験豊富なエンジニアに向いています。

    リモートワークとの相性

    VBAエンジニアのリモート案件は、Excel・Access等のファイルをやり取りできる環境さえあれば基本的に成立するため、在宅での参画と親和性が高いといえます。特に成果物を納品するスタイルの案件は、稼働日の制約も少なく、自分のペースで取り組めます。

    Remoguには公開案件3,790件(2026年時点)のうちフルリモート案件が1,428件掲載されています。VBAスキルをお持ちのエンジニアが地方に在住していても、東京・大阪の企業の案件にリモートで参画できる環境が整っています。案件情報は随時更新されており、週2〜3日から参画できる案件も含まれています。

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    担当者が稼働条件・単価を丁寧にヒアリングします。

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    高単価案件を獲得するための実践戦略

    「VBA+α」で差をつける4つの組み合わせ

    VBA単体では競合が多く、価格競争になりやすいです。一方、隣接スキルを組み合わせることで希少性が高まり、案件単価の上昇が期待できます。

    【表③】VBAとの掛け合わせスキルと期待できる単価帯

    この表はVBAと組み合わせることで高単価案件への参画可能性が高まるスキルを整理したものです。掛け合わせスキルを1〜2つ習得することで、案件の選択肢と単価の両方が大きく広がります。自分のキャリアと照らし合わせて優先順位を検討してみてください。

    組み合わせ期待できる月額単価帯主な案件フィールド
    VBA+SQL / DB設計50〜70万円基幹システムとExcelの連携、データ集計自動化
    VBA+Python(xlwings等)55〜75万円大量データ処理・AI機能のExcel組み込み
    VBA+RPA(Power Automate等)55〜70万円業務フロー全体の自動化設計・DX推進支援
    VBA+業務知識(金融・会計・医療等)65〜90万円超業界特化の帳票・集計システム開発、監査補助ツール

    参考:編集部調べ(2026年時点)

    フリーランスエージェントを活用する

    単価が高い案件のほとんどは、フリーランスエージェントを通じて流通しています。特に準委任型の月額稼働案件は、ポートフォリオや実績書を丁寧に整備したうえで複数のエージェントに登録することが、高単価案件への参画の近道です。

    Remoguは、リモートワーク案件に特化したエンジニア向けマッチングサービスです。公開案件3,790件を取り扱っており、その約38%にあたる1,428件がフルリモート対応です。担当者が案件内容を丁寧にヒアリングしたうえで、スキルと稼働条件に合う案件をご提案します。フリーランスとして初めて案件をお探しの方にも、ご利用しやすい設計になっています。

    ポートフォリオと実績の整備

    VBAは「動いて何ぼ」の世界です。GitHubやポートフォリオサイトに、実際に動くサンプルツールを公開しておくことは、案件獲得の信頼性を高めます。業務への影響を「削減できた作業時間」や「処理件数」など定量化した実績として整理しておくと、単価交渉の根拠になります。

    まとめ

    • 報酬相場は30〜80万円超:経験年数と掛け合わせスキルによって大きく変わります。業界別ではヘルスケア系で91.3万円と高水準の案件が確認されています(フリーランスHub、2026年1月)。
    • スキルロードマップは4段階:基礎から始めてSQLやPython、RPAとの組み合わせへ広げることで、単価の天井が変わります。
    • AIはVBAを「消す」のではなく「変える」:生成AIはコード作成を補助しますが、業務ロジックを理解する力は人間に求められ続けます。「Python in Excel」など新機能への対応も新しいポジションを生んでいます。
    • リモート案件は確実に存在します:Remoguの公開案件3,790件のうち1,428件がフルリモート対応です。地方在住でも東京案件に参画できます。
    • VBA単体より「VBA+業務知識」が強い:金融・医療・会計系のバックグラウンドをお持ちのエンジニアは、同じVBAスキルで高単価案件へのアクセス可能性が高まります。

    VBAという技術は、派手さよりも実直さで価値を作ってきました。あなたのVBAスキルを正しく評価してくれる案件は、きっとあります。まずは一歩、案件を探してみてください。

    よくある質問(FAQ)

    Q1. VBAだけでフリーランスとして生計を立てられますか?

    VBA単体でも案件は存在しますが、スキルセットとしての希少性が低く価格競争になりやすい傾向があります。SQLや業務知識、PythonなどVBAを補完するスキルを一つ加えることで、月額50〜70万円以上の継続案件に参画できる可能性が高まります。副業から始めて実績を積み、徐々にフリーランス比率を高めるアプローチが現実的です。

    Q2. VBAフリーランスとして独立するには、どのくらいの実務経験が必要ですか?

    フリーランスエージェントを通じた準委任型の案件では、VBAでの実務経験3〜5年以上を必須要件とする案件が多い傾向があります(編集部調べ)。ただし、クラウドソーシングを通じた納品型の案件や副業では、1年未満でも参画できるものがあります。経験が浅い段階では副業で実績を積み、ポートフォリオを整えてから本格的な案件参画を目指すのが実践的な流れです。

    Q3. VBAとPython、どちらを優先して学ぶべきですか?

    現在VBAの実務経験があるエンジニアは、まずVBAを深める方が即効性があります。案件獲得の実績を作りながら、Pythonをサブスキルとして習得していくロードマップが現実的です。既存業務がExcelベースの場合は「xlwings」や「openpyxl」など、ExcelとPythonをつなぐライブラリから入ると学習コストが抑えられます。

    Q4. VBAフリーランスの案件はリモートで受けられますか?

    成果物を納品するスタイルの案件はほぼリモートで完結します。準委任型(月額稼働型)の案件でも、ファイルやデータのやり取りがオンラインで完結する環境が整ってきており、フルリモート案件は増加傾向にあります。Remoguでは公開案件3,790件中1,428件がフルリモート対応です。

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    参照元

    *1 編集部調べ(2026年時点)各種エージェントの公開案件・報酬データをもとに集計
    *2 フリーランスHub「VBAのフリーランス案件・求人一覧」(フリーランスHub調べ、2026年1月時点)
    *3 AIdrops「VBAエンジニアのフリーランス事情!案件内容や単価相場、必要スキルを解説」
    *4 Microsoft公式「Visual Basic for Applications(VBA)リファレンス」
    *5 Microsoft公式「Python in Excel」